2007年04月16日
コンパクトなイスを探してみる
キャンプに必ず必要ではないものだが、気になるのが「イス」。
ナチュラムのカテゴリでは「チェア」とされているが、この中でバイクに積載できるコンパクトなイスをチョイスする場合を考えてみたい。
実は私は最近のキャンプにイスを持っていかないケースが増えている、というのもソロキャンプではテントの前に座る場合にイスを使うと以外に面倒なことが多いからだ。
ナチュラムのカテゴリでは「チェア」とされているが、この中でバイクに積載できるコンパクトなイスをチョイスする場合を考えてみたい。
実は私は最近のキャンプにイスを持っていかないケースが増えている、というのもソロキャンプではテントの前に座る場合にイスを使うと以外に面倒なことが多いからだ。
雨の場合はかなり高さのあるタープか前室が必要になるので、そのようなスペックを持つテントは意外と少なく、そして、タープにしても頑丈なポールで広い面積をカバーするものが必要となってしまうので、テントの中に引き篭もるか東屋などに移動するかしてしまうのでイスを使わない状況になる。
晴れた日は設営後しばらくの間はイスに座っているのだが、食事を作り始めるとストーブも地面、テントの中にある道具と取り出すに毎回イスから腰を上げて動く必要があるので最終的にはレジャーシートを敷いて座り込んでしまうのだ。
その場合、前室が大きくないテントでは前室の出入り口に背を向けて座ると、振り返れば居室内の荷物に手が届き、目の前のストーブなどにも手が届く。
いわゆる「手を延ばせば全てが揃うコタツの周り」状態にしてしまうのだ。
しかし、焚火台を使って暖を取る場合や、適度な高さのテーブル(物置き)がある状態で数人の人と談笑する場合にはイスがあると楽になるので道具として一つは持っておき、そのシーンに応じて取捨選択のパッキングをすればいいのではないだろうか?
中には手すりや各種ポケットがついた中型のイスを必ず持ってくる人もいるくらいなので、個人の好みで使い分けてみてはどうだろうか?(各種装備が付いた手すり付きのイスは「王様イス」と内輪で呼んでいる)
イスには大きく分けて3種類あると思っている。(独断と偏見です)
・三脚タイプのいわゆる「腰掛け」的なもの
・背もたれの付いたパイプイス
・手すりやポケットなどが付いた豪華版
一般的には上の2種類がバイクへのパッキングに無理なく積載できるものとなり、最後の手すり・ポケットなど各種装備がついた豪華版になると折りたたんでもテント一つ分くらいの容量になってしまい、積載に限りがあるバイクでは過積載をするか、何かを削るかのどちらかになってしまう。
個人的には2番目の「背もたれの付いたパイプイス」がパッキング容量と実用的な面でバランスが取れていると思っているのでお薦めのイスだ。
■三脚タイプのいわゆる「腰掛け」的なもの■
イスとしては簡易的な仕組みとなるので、長時間の使用は基本的に向かないと思われる。
そのかわり、コンパクトになる製品もあり価格も安いことからキャンプ場でも良く見かけるタイプだ。
欠点としては三点のみで体重を支えるために砂地や柔らかい土の上では脚が沈んでしまい斜めになったり、イス全体が沈み込んでしまうなど場所を選ぶということだろう。
また、背もたれが無いので人によっては辛いと思うことがあるので注意が必要だ。
また、三脚タイプで脚の長さが20cm程度の非常に小型の製品も見受けられるが、このタイプは「イスに座る」というよりは「地面から腰を持ち上げている」という感覚に近く、"あぐら"をかくように足をクロスさせる格好になってしまうので大きさに惑わされず、自分がその姿勢に耐えられるか検討したほうがいい。
・使用時サイズ:約26x27x35(h)cm
・収納時サイズ:約5.5x5.5x32(h)cm
・座面高:約35cm
・重量:約0.5kg
・材質:
【フレーム】アルミニウム(アルマイト加工)
【シート】ポリエステル600D(PVCコート)
・メーカー品番:170-5535
・収納サイズは折り畳み傘とほぼ同じ
・重さわずか500gで携帯に便利なコンパクトチェア
三脚タイプのイスとしては座面(座る部分が地面からどの程度の高さかを示す)が35cmと大人が座るには丁度良い感じのイスになる。
背もたれは無く、シンプルに3本のフレームで構成されるので多少の地面の凹凸は気にせずに使用できる。
また、アルミニウムを素材としているために重量も約0.5kgと軽く積載が苦にならない。
欠点としてはフレームは折りたたむことが出来ないのでコンパクトにならないということだろうか。
・寸法/外形:幅290mm×奥行290mm×高さ280mm
・座面の高さ:280mm
・構造部材/金属(アルミニウム合金)
・表面加工/構造部材:アルマイト
・張り剤/ポリエステル
・組立サイズ(約)/幅290×奥行290×高さ280mm
・収納サイズ(約)/55×55×長さ295mm
・重量(約)/520g
・耐荷重(約)/60kg
・メーカー品番:M-3830
・コンパクトで携帯に便利
・軽くて丈夫なアルミフレーム
・トレッキング、ツーリング、フィッシングなど使い方色々!
・携帯収納に便利な収納ケース付き!
上のコールマンの製品と似たような形をしているが、値段はこちらのほうが安い。
そのかわり、座面が28cmと7cmほど低くなるので人によって良いか悪いか意見が分かれるだろう。
この製品は耐荷重が表記されており約60kgとなっているが、このスペックを信じる限り男性の成人はほとんどが耐荷重を超えていることになってしまう。(ちなみに私は60キロ台の中間だ)
軽い=弱いという図式にもなるので、心配な人は購入を控えたほうがいいだろう。
・素材:脚部/アルミニウム、シート部/ナイロン(防水加工)
・サイズ:使用時/高さ30cm、幅27cm
・重量:400g
・使用者体重目安:75kg未満
・メーカー品番:28948
アルミ製の超軽量コンパクトチェア。
私も使っているが、既に2本目に突入している。
1本目は座面のシート部ナイロン生地が破れてしまって残念ながら買い替えとなったが、フレーム部分は多少のゆがみがあるものの購入から5年の間、しっかりと仕事してくれた。
価格はやや高めの部類だが重さも400gと軽く、脚は半分に折って収納するのでパンキング時の幅は30cm以下に収まることから荷物の隙間に収まり、耐荷重も75kg未満と平均的な成人男性の体重で十分対応されている。
背もたれは無いものの、コンパクトなイスでしっかりしたものを求めるならば、この品がお薦めだ。
・組立サイズ(約):幅350×奥行350×高さ400mm、座面の高さ:350mm
・収納サイズ(約):80×80×長さ520mm
・耐荷重(約):70kg
・重量(約):1kg
・材質:構造部材:鋼(エポキシ樹脂塗装)、張り材:ポリエステル
・メーカー品番:M-3655
価格が600円と激安なので紹介するが、フレームの素材が鋼ということもあり自重1kgと他の製品に比べて倍近くの重さとなってしまっている。
収納サイズも長さが52cmあるので車種によっては積載に困ると思う。
予算が少ない場合や、イスは少ししか活用しないかもしれないという割り切りを持った人意外は購入しないほうがいいだろう。
■背もたれの付いたパイプイス■
いわゆる「パイプイス」の構造に近く、簡単ながらも背もたれが付いて背中をサポートしてくれる。
前後にパイプが横たわっているので小型ながらも地面にめり込むことが無く安定している。
ナチュラムでは現在のところ一つしか製品をみかけないが、ホームセンターや100円均一ショップなどでも多種多様な製品を売っているので、実際に手にとって購入するのがいいかもしれない。
私は近所のホームセンターで10年前に買った500円程度のイス(座面20cm、幅20cmほどの製品、ブランド不明)を今も使用しているが、宴会時などでは背もたれがあるので楽に感じる場面が多い。
三脚タイプと違い収納状態になっても面積が広くそこそこの厚みとなってしまうが、パッキングは後部座席の荷物とシートの間に挟んでいる。
・組立サイズ(約)/幅280×奥行270×高さ415mm、座面の高さ:240mm
・収納サイズ(約)/280×330×50mm
・耐荷重(約)/60kg
・重量(約)/610g
・材質/構造部材:鋼(エポキシ樹脂塗装)、張り材:ポリエステル
・メーカー品番:M-3810
耐荷重60kgとやや低いスペックになるので自分の体重と比べてから購入を判断したほうがいいだろう。
このタイプのイスで良く聞くトラブルは「背もたれが突然折れた」などパイプそのものが曲がる・折れるなど出先でイスそのものが使えなくなってしまう状態が多い。
心配な人は多少の荷物増加になっても豪華タイプのしっかりしたイスを持っていったほうがいいだろう。
さもなければ地面に座るか、マットを応用した座椅子タイプにするかだ。
■手すりやポケットなどが付いた豪華版■
キャンプ場で本格的にくつろぎたい人などは、しっかりと体をホールドしてくれる大き目のサイズがいいだろう。
そのかわり、収納サイズもテント一つ分くらいのスペースを必要とし、重さもテント一つ分になってしまうので快適さを何処まで求めるかが要になると思う。
また、このクラスのイスを購入検討するならば積載条件を削ることよりも機能優先で選んだほうがいいだろう。
理由は座面の高さもかなり上になるので「バイクのキャンプツーリング用」として売られている机などは役に立たなくなるのでイス側に収納スペースを求めたほうが何かと便利になるからだ。
・フレーム素材:Φ14.5mm スチール
・生地素材:600Dポリエステル+PVCコーティング
・総重量:(約)1.65kg
・サイズ:(約)幅33×奥行33×高さ52cm(座高32cm)
・収納サイズ:(約)長さ52×幅14×奥行12cm
肘掛けも、サイドポケットも無い製品だが、背面にメッシュポケットが装備されている。
他の製品と比較して重さも1.65kgと軽く座面サイズもコンパクトではあるが、コンパクトさを追求したイスと比較すると座り心地が雲泥の差で良くなることが実感できるはずだ。
・サイズ/座面:45×45cm 座面・高さ:35cm 全高:65cm
・重量/約1.6kg
・素材/張り材:ポリエステル600d フレーム:アルミ合金
・パッキング/67×直径20cm
小川キャンパルから発売されている各種ポケットが装備されたコンパクトチェアだ。
パッキング時サイズが67x20cm(直径)とバイクに積載するにはギリギリの大きさだと思われる。
肘掛けなどは無いものの、余裕のある座面と背もたれ、それに各種ポケットの装備でくつろげるはずだ。
・組み立てサイズ(約):幅840x奥行き530x高さ845/座面の高さ:360(mm)
・収納サイズ:140x140x長さ845mm
・耐荷重:(約)80kg
・重量(約):2.8kg
・材質:建造部材/鋼(エポキシ樹脂塗装)/張り材:ポリエステル、クッション材、ウレタンフォーム
バイクへ積むには少々(かなり?)厳しい長さ84.5cmのパッキングサイズだが、肘掛けにドリンクホルダーを装備しているのでキャンプ場でくつろぐには十分すぎる内容となっている。
人によっては百円ショップなどで見つかる車の後部座席用メッシュポケットなどを個人毎のアイデアで追加して機能アップさせているようだ。
私が北海道ツーリング時にこのタイプのイスを持ってきている人を見たことがあるが、積載方法は後部スペースへ横に積むのではなく、縦にしてトップパニアとサイドパニアを跨ぐように固定していた。
パニアケースを使用しないパッキング方法では真似できないが、工夫次第でサイズをものともしないことを勉強させてもらった場面でもあった。
■座椅子タイプ■
インフレータブルマットを流用したものや、逆にマットにもなる座椅子として売られているものの2種類に分かれる。
このタイプの利点はテントの中でも使用することが出来るなど、雨の日にも活躍してくれることだろう。
まだキャンプ場で頻繁に姿を見る訳ではないが、気になる人は挑戦してみてはどうだろうか?
・サイズ:チェア使用時 約幅40x奥行41x高さ41cm
マット使用時 幅40x長さ82x厚さ2cm
・収納サイズ:約41x40x4cm(厚さ)
・重量:約350g
・材質:表面/ナイロン210D(PU加工)
内面/発泡ポリエチレン
・メーカー品番:M-3307
調整ベルトを外せばマットとしても使用できる価格1050円の格安品。
価格から考えるとマット自体の性能に期待は出来ないが、純粋に座椅子として使用するか夏場限定のショートマットとして使用するのであれば十分ではないだろうか?
「最も軽量でコンパクトな全天候型のチェアスリーブは短時間でセットアップでき、最大限の快適さを得るよう、調節することが可能です。」だそうです。(カスケードデザインHPより)
この品は画像の通りサーマレストを折り曲げて座椅子にするオプションなのだが、ナチュラムの商品説明ではサイズにかんする文章が無く購入に困ってしまう。
カスケードデザインのHPでサーマレストのスペックなどを見比べるとわかるのだが、トレッカー チェアーにはサイズ「20」とサイズ「25」の2通りがあり、ベースとなるサーマレストのサイズ(幅)によってどちらを使うかが別れる。
サーマレストレギュラーサイズ(幅51cm)はサイズ「20」を選択し、ラージサイズ(幅64cm)のマットはサイズ「25」を選択する必要がある。
寝心地・地熱の遮断性に定評のあるサーマレストだけに座椅子として使用した時には座面部分は確実に地面の低温から体を守ってくれるはずだ。
サーマレストを持っている人はチェックしてみてはどうだろうか?
晴れた日は設営後しばらくの間はイスに座っているのだが、食事を作り始めるとストーブも地面、テントの中にある道具と取り出すに毎回イスから腰を上げて動く必要があるので最終的にはレジャーシートを敷いて座り込んでしまうのだ。
その場合、前室が大きくないテントでは前室の出入り口に背を向けて座ると、振り返れば居室内の荷物に手が届き、目の前のストーブなどにも手が届く。
いわゆる「手を延ばせば全てが揃うコタツの周り」状態にしてしまうのだ。
しかし、焚火台を使って暖を取る場合や、適度な高さのテーブル(物置き)がある状態で数人の人と談笑する場合にはイスがあると楽になるので道具として一つは持っておき、そのシーンに応じて取捨選択のパッキングをすればいいのではないだろうか?
中には手すりや各種ポケットがついた中型のイスを必ず持ってくる人もいるくらいなので、個人の好みで使い分けてみてはどうだろうか?(各種装備が付いた手すり付きのイスは「王様イス」と内輪で呼んでいる)
イスには大きく分けて3種類あると思っている。(独断と偏見です)
・三脚タイプのいわゆる「腰掛け」的なもの
・背もたれの付いたパイプイス
・手すりやポケットなどが付いた豪華版
一般的には上の2種類がバイクへのパッキングに無理なく積載できるものとなり、最後の手すり・ポケットなど各種装備がついた豪華版になると折りたたんでもテント一つ分くらいの容量になってしまい、積載に限りがあるバイクでは過積載をするか、何かを削るかのどちらかになってしまう。
個人的には2番目の「背もたれの付いたパイプイス」がパッキング容量と実用的な面でバランスが取れていると思っているのでお薦めのイスだ。
■三脚タイプのいわゆる「腰掛け」的なもの■
イスとしては簡易的な仕組みとなるので、長時間の使用は基本的に向かないと思われる。
そのかわり、コンパクトになる製品もあり価格も安いことからキャンプ場でも良く見かけるタイプだ。
欠点としては三点のみで体重を支えるために砂地や柔らかい土の上では脚が沈んでしまい斜めになったり、イス全体が沈み込んでしまうなど場所を選ぶということだろう。
また、背もたれが無いので人によっては辛いと思うことがあるので注意が必要だ。
また、三脚タイプで脚の長さが20cm程度の非常に小型の製品も見受けられるが、このタイプは「イスに座る」というよりは「地面から腰を持ち上げている」という感覚に近く、"あぐら"をかくように足をクロスさせる格好になってしまうので大きさに惑わされず、自分がその姿勢に耐えられるか検討したほうがいい。
・収納時サイズ:約5.5x5.5x32(h)cm
・座面高:約35cm
・重量:約0.5kg
・材質:
【フレーム】アルミニウム(アルマイト加工)
【シート】ポリエステル600D(PVCコート)
・メーカー品番:170-5535
・収納サイズは折り畳み傘とほぼ同じ
・重さわずか500gで携帯に便利なコンパクトチェア
三脚タイプのイスとしては座面(座る部分が地面からどの程度の高さかを示す)が35cmと大人が座るには丁度良い感じのイスになる。
背もたれは無く、シンプルに3本のフレームで構成されるので多少の地面の凹凸は気にせずに使用できる。
また、アルミニウムを素材としているために重量も約0.5kgと軽く積載が苦にならない。
欠点としてはフレームは折りたたむことが出来ないのでコンパクトにならないということだろうか。
・座面の高さ:280mm
・構造部材/金属(アルミニウム合金)
・表面加工/構造部材:アルマイト
・張り剤/ポリエステル
・組立サイズ(約)/幅290×奥行290×高さ280mm
・収納サイズ(約)/55×55×長さ295mm
・重量(約)/520g
・耐荷重(約)/60kg
・メーカー品番:M-3830
・コンパクトで携帯に便利
・軽くて丈夫なアルミフレーム
・トレッキング、ツーリング、フィッシングなど使い方色々!
・携帯収納に便利な収納ケース付き!
上のコールマンの製品と似たような形をしているが、値段はこちらのほうが安い。
そのかわり、座面が28cmと7cmほど低くなるので人によって良いか悪いか意見が分かれるだろう。
この製品は耐荷重が表記されており約60kgとなっているが、このスペックを信じる限り男性の成人はほとんどが耐荷重を超えていることになってしまう。(ちなみに私は60キロ台の中間だ)
軽い=弱いという図式にもなるので、心配な人は購入を控えたほうがいいだろう。
・サイズ:使用時/高さ30cm、幅27cm
・重量:400g
・使用者体重目安:75kg未満
・メーカー品番:28948
アルミ製の超軽量コンパクトチェア。
私も使っているが、既に2本目に突入している。
1本目は座面のシート部ナイロン生地が破れてしまって残念ながら買い替えとなったが、フレーム部分は多少のゆがみがあるものの購入から5年の間、しっかりと仕事してくれた。
価格はやや高めの部類だが重さも400gと軽く、脚は半分に折って収納するのでパンキング時の幅は30cm以下に収まることから荷物の隙間に収まり、耐荷重も75kg未満と平均的な成人男性の体重で十分対応されている。
背もたれは無いものの、コンパクトなイスでしっかりしたものを求めるならば、この品がお薦めだ。
・収納サイズ(約):80×80×長さ520mm
・耐荷重(約):70kg
・重量(約):1kg
・材質:構造部材:鋼(エポキシ樹脂塗装)、張り材:ポリエステル
・メーカー品番:M-3655
価格が600円と激安なので紹介するが、フレームの素材が鋼ということもあり自重1kgと他の製品に比べて倍近くの重さとなってしまっている。
収納サイズも長さが52cmあるので車種によっては積載に困ると思う。
予算が少ない場合や、イスは少ししか活用しないかもしれないという割り切りを持った人意外は購入しないほうがいいだろう。
■背もたれの付いたパイプイス■
いわゆる「パイプイス」の構造に近く、簡単ながらも背もたれが付いて背中をサポートしてくれる。
前後にパイプが横たわっているので小型ながらも地面にめり込むことが無く安定している。
ナチュラムでは現在のところ一つしか製品をみかけないが、ホームセンターや100円均一ショップなどでも多種多様な製品を売っているので、実際に手にとって購入するのがいいかもしれない。
私は近所のホームセンターで10年前に買った500円程度のイス(座面20cm、幅20cmほどの製品、ブランド不明)を今も使用しているが、宴会時などでは背もたれがあるので楽に感じる場面が多い。
三脚タイプと違い収納状態になっても面積が広くそこそこの厚みとなってしまうが、パッキングは後部座席の荷物とシートの間に挟んでいる。
・収納サイズ(約)/280×330×50mm
・耐荷重(約)/60kg
・重量(約)/610g
・材質/構造部材:鋼(エポキシ樹脂塗装)、張り材:ポリエステル
・メーカー品番:M-3810
耐荷重60kgとやや低いスペックになるので自分の体重と比べてから購入を判断したほうがいいだろう。
このタイプのイスで良く聞くトラブルは「背もたれが突然折れた」などパイプそのものが曲がる・折れるなど出先でイスそのものが使えなくなってしまう状態が多い。
心配な人は多少の荷物増加になっても豪華タイプのしっかりしたイスを持っていったほうがいいだろう。
さもなければ地面に座るか、マットを応用した座椅子タイプにするかだ。
■手すりやポケットなどが付いた豪華版■
キャンプ場で本格的にくつろぎたい人などは、しっかりと体をホールドしてくれる大き目のサイズがいいだろう。
そのかわり、収納サイズもテント一つ分くらいのスペースを必要とし、重さもテント一つ分になってしまうので快適さを何処まで求めるかが要になると思う。
また、このクラスのイスを購入検討するならば積載条件を削ることよりも機能優先で選んだほうがいいだろう。
理由は座面の高さもかなり上になるので「バイクのキャンプツーリング用」として売られている机などは役に立たなくなるのでイス側に収納スペースを求めたほうが何かと便利になるからだ。
・生地素材:600Dポリエステル+PVCコーティング
・総重量:(約)1.65kg
・サイズ:(約)幅33×奥行33×高さ52cm(座高32cm)
・収納サイズ:(約)長さ52×幅14×奥行12cm
肘掛けも、サイドポケットも無い製品だが、背面にメッシュポケットが装備されている。
他の製品と比較して重さも1.65kgと軽く座面サイズもコンパクトではあるが、コンパクトさを追求したイスと比較すると座り心地が雲泥の差で良くなることが実感できるはずだ。
・重量/約1.6kg
・素材/張り材:ポリエステル600d フレーム:アルミ合金
・パッキング/67×直径20cm
小川キャンパルから発売されている各種ポケットが装備されたコンパクトチェアだ。
パッキング時サイズが67x20cm(直径)とバイクに積載するにはギリギリの大きさだと思われる。
肘掛けなどは無いものの、余裕のある座面と背もたれ、それに各種ポケットの装備でくつろげるはずだ。
・収納サイズ:140x140x長さ845mm
・耐荷重:(約)80kg
・重量(約):2.8kg
・材質:建造部材/鋼(エポキシ樹脂塗装)/張り材:ポリエステル、クッション材、ウレタンフォーム
バイクへ積むには少々(かなり?)厳しい長さ84.5cmのパッキングサイズだが、肘掛けにドリンクホルダーを装備しているのでキャンプ場でくつろぐには十分すぎる内容となっている。
人によっては百円ショップなどで見つかる車の後部座席用メッシュポケットなどを個人毎のアイデアで追加して機能アップさせているようだ。
私が北海道ツーリング時にこのタイプのイスを持ってきている人を見たことがあるが、積載方法は後部スペースへ横に積むのではなく、縦にしてトップパニアとサイドパニアを跨ぐように固定していた。
パニアケースを使用しないパッキング方法では真似できないが、工夫次第でサイズをものともしないことを勉強させてもらった場面でもあった。
■座椅子タイプ■
インフレータブルマットを流用したものや、逆にマットにもなる座椅子として売られているものの2種類に分かれる。
このタイプの利点はテントの中でも使用することが出来るなど、雨の日にも活躍してくれることだろう。
まだキャンプ場で頻繁に姿を見る訳ではないが、気になる人は挑戦してみてはどうだろうか?
マット使用時 幅40x長さ82x厚さ2cm
・収納サイズ:約41x40x4cm(厚さ)
・重量:約350g
・材質:表面/ナイロン210D(PU加工)
内面/発泡ポリエチレン
・メーカー品番:M-3307
調整ベルトを外せばマットとしても使用できる価格1050円の格安品。
価格から考えるとマット自体の性能に期待は出来ないが、純粋に座椅子として使用するか夏場限定のショートマットとして使用するのであれば十分ではないだろうか?
この品は画像の通りサーマレストを折り曲げて座椅子にするオプションなのだが、ナチュラムの商品説明ではサイズにかんする文章が無く購入に困ってしまう。
カスケードデザインのHPでサーマレストのスペックなどを見比べるとわかるのだが、トレッカー チェアーにはサイズ「20」とサイズ「25」の2通りがあり、ベースとなるサーマレストのサイズ(幅)によってどちらを使うかが別れる。
サーマレストレギュラーサイズ(幅51cm)はサイズ「20」を選択し、ラージサイズ(幅64cm)のマットはサイズ「25」を選択する必要がある。
寝心地・地熱の遮断性に定評のあるサーマレストだけに座椅子として使用した時には座面部分は確実に地面の低温から体を守ってくれるはずだ。
サーマレストを持っている人はチェックしてみてはどうだろうか?
Posted by Ryu Shobi at 17:06│Comments(1)
│イス
この記事へのコメント
バードウォッチングで愛用していた三脚いすのキャンパス部が破れたので代わりの品を探しています。
カメラのファインダーを覗き込みながら長時間座るには座麺の高さと面積が必要ですが、かと言って重たいものは移動に不便です。
お奨めでもあるようにグリベルのトレッキングチェアが良さそうな気もします。
耐加重の限度を2Kgほどオーバーしていますが(笑)
とても参考に成りました。
カメラのファインダーを覗き込みながら長時間座るには座麺の高さと面積が必要ですが、かと言って重たいものは移動に不便です。
お奨めでもあるようにグリベルのトレッキングチェアが良さそうな気もします。
耐加重の限度を2Kgほどオーバーしていますが(笑)
とても参考に成りました。
Posted by Ashgarden at 2008年05月11日 18:42
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