一人で真っ赤な炭や揺らめく炎を見ながら過ごすのも悪くないし、複数人のパーティー状態ならば火を囲んで談笑もいいだろう。
但し、バイク向けのコンパクトで程々の容量の焚き火台というのは意外に少ないので選択を楽しめるという性質の品ではないと言えるだろう。
最もお薦めするのは下記のロゴス(LOGOS)ピラミッドグリルMだ。
大きさ・品質・値段でバランスが取れており、キャンプ場でも実績のある焚火台だけに安心して使える。
●定価 5565円(税込)
●総重量:(約)2.2kg
●サイズ:(約)幅36×奥行36×高さ20.5cm
●焼き網サイズ:幅31×奥行31
●収納サイズ:(約)幅31×奥行31×高さ5.5cm
●主素材:スチール、ステンレス
●メーカー型番:81063104
実売が3千円台半ばという状況から最近では定番とも言える商品がピラミッドグリルMだ。
このシリーズには
ピラミッドグリル・コンパクトもあるのだが、コンパクトすぎるのか炭を保持する容量が少なすぎて誰にでも使いこなせる訳ではないのでお薦めできない。
ある程度の経験があれば大丈夫だが、いきなり炭や焚き火に慣れてない状況では使いこなせない人が多いと思われる。
そういう意味では30cm×30cm程度の網面積を持つピラミッドグリルMは丁度良いサイズでもあった。
但し、薪を投入して焚き火するには本体サイズが少々狭い為に薪がはみ出てしまうのでLサイズが欲しくなるが、重さ・収納サイズなどを考えるとM型が妥当なところだろう。
●参考価格3980円(税込)
●サイズ:約310×310×220mm
●箱サイズ:約325×45×200mm
●重さ:1385g
●キャリーバック付き
●メーカー型番:FHI1688-B1
●数十秒で組み立て可
●数十秒で収納可
●極薄サイズでキャリーバックに収納可能
ピラミッドグリルMの代用品とも言える品だ。
形的には同じ製品に見えるのだが大きな違いは重さ、ミラミッドグリルMが約2.2kgであるのに対し、CAR BABY ミニバーベキューは1.38kgとかなり軽量化されている。
軽いだけあってロゴス ミラミッドグリルMよりも出来具合が良いとは言えず、蝶番部分が折れ曲がってしまい底の板が斜めになり炭などがこぼれてしまいそうになる欠点も報告されている。
ネットで情報を集めると金属製のクリップで蝶番部分を固定して安定させている人や、ボルトを追加して完全に固定している人までいた。
このサイズの焚火台が欲しいが、ピラミッドグリルでは重過ぎる人で多少の工夫や加工を気にしない人ならば購入対象として良いのではないだろうか。
●参考価格:9240円(税込)
●サイズ:270×270×210mm
●材質:SUS304
●重量:1.8kg
●収納サイズ:350×410×25mm
●キャリングケース付き
●メーカー型番:ST-031
このメーカーのコーヒードリッパーのようなスタイルだが焚き火台だ。
しかし値段を見ると目を疑う数字というのが有る意味スノーピークらしい所だろう。
ステンレス製で主さ1.8kg、他の製品が体に入らない場合で予算に余裕があり、更に絶対に焚き火台が必要という非常事態以外に購入するのは*マーク信望者だけだろうか。
実売が5~6千円台であればギリギリ購入対象となるが、この価格である限り一般的にお薦め出来ない。
尚、品質的には十分良いレベルなので値段だけが欠点とも言える惜しい品だ。
●参考価格:4200円(税込)
●本体サイズ(cm):幅31.5×奥行28×高さ23.5
●重量:1.8kg
●材質:ステンレス
●原産国:台湾
●V型構造で木炭節約・燃料効率UP
●独自の一体型構造でコンパクト収納
●キャリーケース付
●メーカー型番:XNO40
少し変わった製品ではあるが、炭火台としてはかなり使える品だ。
折りたたんだ状態がA4バインダーケースに入ることが売りのようだが、炭を置く場所がV字型なので消費量を少なく抑えることが出来る。
薪を使用した焚き火に適している形状とは言い難いが、炭火メインで薪を使った焚き火はたまに行う程度なら十分だろう。
尚、同製品ではないがホームセンター流通では全く同じ形状の製品が2千円台で手に入る場合もあるらしいので気になる人はそちらをチェックされてはどうだろう?
●参考価格:6700円(税込)
●収納時サイズ:200×210×25mm
●使用時サイズ:200×210×250mm
●重量:1050g
●材質:18-8ステンレス(メッシュ部のみ耐熱鋼
●メーカー型番:683057
変わり種の製品だが煙突効果で燃焼効率が高いネイチャーストーブも焚き火台として使える。
これは燃料供給用の扉が付いて、コンロの機能を高めた大型クッカーも使用可能なLサイズモデル。
一般的にはこれよりサイズの小さい
ネイチャーストーブが有名だが、ピラミッドグリル・コンパクトと同じで炭を置く場所の容量が少ないので活用には制限がつきまとう。
また、
ネイチャーストーブ(L)専用の網が出ているが、専用だけあって収納袋へも収めることが出来るのでセットで購入時するのを薦める。
ところでネイチャーストーブ系は地面への輻射熱が強いのでピラミッドグリルなどと違い置く場所を選ぶ。
下が芝生であれば確実に焦げてしまうので石や鉄板など地面をガードする装備も必要となる。
その場合は下記の製品などが使えると思う。
ネイチャーストーブ(L)の足部分の展開寸法は約210×235mmなのでピッタリ収まる訳ではないが、地上高を稼ぐことができるので地面へのダメージは大幅に削減されるはずだ。
下に台を置いて使う場合、ネイチャーストーブと台の間に金属の板を一枚挟んでおくと地面へのダメージが更に少なくなる。
これは百円均一ショップで販売されているガスレンジの油飛びを防ぐレンジガードで十分。
薄いアルミの板だが、ハサミで加工できるほど薄い割りに遮熱効果は高く、そしてコストも低い。
●定価:1155円(税込)↓
●参考価格:890円(税込)
●組立サイズ:(約)幅455×奥行200×高さ185mm(焼網面=305×200mm)
●材質:鉄(クロムめっき)
●メーカー型番:M-7566
●定価:578円(税込)↓
●参考価格:456円(税込)
●組立サイズ:(約)265×205×高さ65mm
●材質:鉄(クロムめっき)
●メーカー型番:M-8031
●折りたたみ式足付
「これだけ?」と思う人が居るかもしれないが、本当にこれだけだ。
これより他の製品だと重さが4kgを越えてしまってたり、折りたためない構造であったりとバイクへの積載に向かない。
自分のスタイルが焚き火メインなのか、炭火メインなのか分かってくれば更にニッチな製品に巡り会うかもしれないが、最初は上記の製品が無難であろう。
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