大きさはタバコの箱を一回り大きくした程度で、厚みも同様だ。
決して小さくはないが大きくもない、むしろ四角形に近い形なので丸型が多いLEDランタンの中で収納性が良いというのがメリットだろう。
家族連れのキャンプでは手元を照らすパーソナルランタン程度の明るさしかないが、バイクのソロキャンプでは十分すぎる明るさを提供してくれるので、この大きさは非常に小型で収納性に優れた良いバランスだと思う。
また、ガラケーのように折り畳み式の構造となっており、電池はランタン部を開いた内側に電池カバーがある。
この場合のメリットは移動中などに電池カバーが外れてしまい、電池が取れてしまう心配がないことだろう。
尚、電池を入れずにLED部を開いたまま机の上などに置くと、LED部が重たいのかひっくりかえってしまう。
もちろん、電池を入れた場合には最大重量物が底部に収められるので非常に安定した設置が可能だ。
背面部分にあたるヒンジ近くのスイッチでLEDのON/OFFと[強][弱]を選択できる。
スイッチは極普通のスライドスイッチだ。
中央がOFF、左右で[強][弱]の点灯となる。
電気式のスイッチではないので、OFFの時の電池の消耗は限りなくゼロに近いのがありがたい。(ただし、電池の電極が電池ボックスの端子に触れているので自然放電は発生しているはず)
ランタン部は点灯時に三本の光柱が見える。
5φの白色LEDが内部に装着され、シボの入った半透明樹脂がLEDの光を拡散する仕組みだ。
LEDは砲弾型なので一定方向へ光が放出されるが、この製品ではそこに反射板代わりのシールか何かが装着されており、適度に光を散らす対策が施されている。
近くでLEDの電極部分を見ても眩しいと思わないくらい半透明の樹脂が程良い光の拡散を行ってくれているので、ホヤとして十分に機能している。
このランタン、畳んで良し、完全に開いて良し、L字に折り曲げて良しと運用形態に合わせて変化が可能だ。
キャンプなどでは水平な場所が少ない状況が多いと思うので、最も使うのは電池部を下にしたL字の置き方だと思う。
この場合でも光源が低すぎて周囲を照らすのに不十分と思うことがなく、LED部の樹脂が適度な高さから周囲を照らしてくれた。(完全に開ききった状態で縦に置くと光源の高さは天頂部が20cmほどになるので十分すぎる照射が可能だが、安定しておくのは難しい。)
吊るして使う場合も光のまわりこみが適度に行われているので、LED部を下にする限り影ができることは無い。
何よりも謳い文句である「110時間駆動」が心強い。
実際には110時間を初期の明るさで点灯し続けるのは無理だろうから、[弱]モードで実質70~80時間程度だろうか?
それでも1日8時間点灯したとして10日間使えるのはキャンプだけではなく災害時にも有効な性能だ。
それと低価格ということだろう。
・参考価格:1980円(税込)
・本体サイズ:約62×30×90mm
・本体質量:約67g(電池含まず)
・仕様光源:LED(折りたたみ式ランタン)
・明るさ:24ルーメン
・電源:単3形電池×4本(別売)
・点灯時間:携帯型で110時間(エナジャイザーブランド標準アルカリ電池使用ローモード時)
・点灯モード:ローモード、ハイモード
・色々使える折りたたみ式(卓上ライト、スタンドライト、つり下げて室内灯に)
・メーカー品番:LED4AA4J
・携帯性が重要なハイキングや登山でも大活躍の折りたたみタイプ!
尚、同じエナジャイザから単一電池を使用したサイズの大きい製品も出ている。
が、明るさは2倍だが重量は2倍以上というものだ。
そのかわり、点灯時間に関しては245時間という破格のランタイムを保持しているので気になる人はチェックしてみてはどうだろうか。
[エナジャイザー(ENERGIZER) エナジャイザー LED折りたたみ式ランタン]
製品型番 FL452GJ
商品仕様 本体サイズ(約):幅110×厚さ78×高さ194mm(折りたたみ時)
本体重量:約540g(電池除く)
光源:白色LED×8、琥珀LED×1
点灯モード:1/ハイモード、2/ローモード、3/夜間ライト
点灯時間:245時間(※ローモード時)
明るさ:50ルーメン
使用電池:単1形電池×4本
あなたにおススメの記事