イスカ X ライトマットレス

Ryu Shobi

2010年06月09日 14:15

イスカ2010年新製品は超コンパクトなマットだ。
既に「ウルトラライトマットレス」シリーズで小型・軽量なインフレータブルマットを提供してくれているが、今回のXライトマットレスは更に軽量を狙った製品だ。
コンパクトなパッキングが好きな私もウルトラライトマットレス120を所有しているが、今回の目玉は更に短い95cmが設定されているので、更に小型・軽量が狙える選択肢が増えたことにあるだろう。
参考までにウルトラライトマットレスとXライトマットレスの主要スペックを比較して見た。

イスカ(ISUKA) X ライトマットレス 120
【2010年新製品】
・重量:340g
・収納サイズ:直径10×29cm
・サイズ:50(肩幅)×120(全長)×2(厚さ)cm
・素材:表/ポリエステル100%・芯材/ポリウレタン
・参考価格4,630円



イスカ(ISUKA) ウルトラライトマットレス 120
・重量:380g
・収納サイズ:直径10×30cm
・サイズ:48(肩幅)×120(全長)×2(厚さ)cm
・素材:表/ポリエステル100%、芯材/ポリウレタン
・参考価格4,260円


収納サイズは全長が1cm短くなり、重さは40g軽くなっている。
この程度であればバイクへの積載に影響は全く無いので、逆に言えば貢献もしないということになる。(要はどちらでも構わないということだ)
そこで気になるのが新たに追加されたサイズの95cmモデル。


イスカ(ISUKA) X ライトマットレス 95
・重量:270g
・収納サイズ:直径9×29cm
・サイズ:50(肩幅)×95(全長)×2(厚さ)cm
・生地:表/ポリエステル100%・芯材/ポリウレタン
・参考価格4,110円

こちらは収納時の直径・全長ともに1cmずつ小さい数字となり、重さはウルトラライトマットレス120と比較して110g軽くなっているので貢献度も大きいはずだ。
心配になるのは「95cmでちゃんと寝ることができるのだろうか?」という事だろうが、実際に寝るときにカバーしたいのは肩からお尻までだ。
特に肩(肩甲骨の間)は体温コントロールを司る部位でもあるので地熱による冷えから守りたい部分でもある。
また、お尻(横になると腰)は血管を通じて体温が奪われるので地面から隔離したいのもあるが、何よりも背中とお尻は水平であることが腰への負担が少なくなるので段差を作りたくない部位でもある。
95cmという長さは平均的な日本人の身長であれば肩~尻までの部分をカバーしてくれるので「必要にして十分」というギリギリの長さだと思う。
実際に背中からお尻までをメジャーで計ると1mの中に納まる場合がほとんどのはずだ。
マットからはみ出てしまう枕はマットの上側、太ももから下はザックや着替えなどを下に敷けば十分寝ることが出来る。
しかも、マットの厚みが2cmしかないのが幸いして、マットと地面(テントのボトム面)との段差部分は高低差を感じることなく寝ることが出来る。
これが厚み3.5cmのコンフィマットレスやサーマレスト プロライト系などではマットがある/ないの差がはっきりわかるので厚み2cmはこのようなときにメリットとなる。

勿論、厚みが無いということはマット下に小石などがあると背中に感触が伝わってしまう。
「銀マットよりはマシ」という考えで使わないと不満だらけになるので注意が必要だ。

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