THE NORTH FACE - ROCK 22

Ryu Shobi

2010年10月21日 10:01


THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) ROCK 22

今年のキャンプツーリングシーズンも関東などの平地でも終わりに向かいつつあるが、どうだっただろう?
夏本番は暑すぎてキャンプに行く気もせず、秋になったら雨が多くて苦労した人も多いだろう。
今年の反省点を考えつつ、来年への装備を見直すつもりでナチュラムのリストを見ていたら、一つだけ気になるテントがあるので紹介しよう。
アウトドア系のウェアなどで有名なTHE NORTH FACEが出しているテントだ。
画像を見ると普通のクロスフレームのテントなのだが、カタログスペックを見ると一箇所だけ非常に気になる数字があった。

「フロアサイズ:226×137cm」

137cmは奥行き(寝た状態で横方向の幅となる部分)と思われるが、数字的には至って普通の数字だ。
気になったのは「226」の方だ。
数字のままで受け止めれば、頭から足先までの長さが226cmということになる。
他のテントが210cm前後を平均的な数字としているが、身長170cmの人が寝ると足のつま先か頭がインナーテントに触れてしまい「あと数センチ…」と思った人も多いはずだ。
そこに数字が16cm増えたROCK 22では「インナーテントに触れてしまう」という不満点が解消されている可能性が高い。
もっとも、アジア系の日本人と欧米人では標準的な体格が異なるので、むこうでは「狭いテント」であることに変わりないかもしれないが…

フロアサイズ以外の数字をチェックすると、高さは108cm(これはフライシートトップの高さと見るのが無難だが、逆算するとインナーテントの高さは最低でも100cmはあると思われる)、重量は2.38kg、収納サイズが55×17cmと長さが多少あるもののバイクに積むには十分だ。
ポールは3本となっており、クロスさせたメインポールに加えてフライシートの突き出しを出すためのポールが1本追加されている。
これはダンロップ Rシリーズや小川キャンパル ミルフォードシリーズでも採用しているので評判が良い方法だ。
耐水性もフライシートは1500mm/cm2のスペックだが、フロアは5000mm/cm2という破格のスペックになっている。
実売価格も目が飛び出るほど高価ではないので、身長が高い人などはチェックしてみてはどうだろうか。

■【参考情報】
・定価:29,400円
・参考価格:26,460円
・キャノピー素材:70Dリップストップナイロン
・フロア素材:70Dナイロンタフタ5000mmPUコーティング
・フライシート素材:70Dナイロンタフタ1500mmPUコーティング
・フロアサイズ:226×137cm
・フロア面積:3.1平方メートル
・高さ:108cm
・収納時サイズ:55×17cm
・平均重量:2.38kg
・出入口数:2
・ポール本数:3
・収容人数:2名
・原産国:中国
・DACフェザーライトNSLポール、軽量なツィストクリップでの設営、わかりやすくカラーマッチしたポールと本体トレインフライ、テント内部の上部にはヘッドランプ用ポケット、内部にギアループ、フライオンリー/ピッチング、ギアロフトつき、前後に大きな前室つき、シームシールしたバスタブフロア
・メーカー型番:NV02005
・扱いやすさを追求すると最後にはスタンダードなものに行き着きます。2本のポールを交差させるクロスドームは決して色褪せることのないテントの定番デザインであり、そしてこのロックは流れを継承しつつさらに進化させているモデルです。センターに1本、補助ポールを渡して広めの2つの前室を確保。吊り下げ式のためフライとのクリアランスを確保でき、設営も容易です。ビギナーにも扱いやすく、広い範囲で活用できます。

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