ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
Ryu Shobi

2011年05月18日

[災害]長期の避難に用意しておきたいもの(5)

4)ボディケア
避難所で数日が経過すると人間である以上はボディケアの欲求が出てくる。
電気・水・ガスといったライフラインが途絶した環境で物資も少ない状況では普段何気なく行っていた活動が大事になる瞬間だ。
全てをカバーするのは不可能だが、少しでも軽減させる用意を考えて見たい。
[ボディケアの要素]
大雑把に考えて以下の要素になると思われる。

・口のケア
・頭髪(頭皮)のケア
・肌全般のケア
・爪のケア
・耳のケア

要は歯磨き、フロ、爪きり、耳掃除だ。
近くに四万十川や利根川の源流など綺麗な水が流れる環境がない限り、大抵は水が足りない状況と思われる。
そのような環境でボディケアをどうするかが大きな問題となる。

[口のケア]
避難してから数日もすると口の中が物凄い状態になってしまう。
避難カバンには安物でいいからコンパクトなハブラシを忍ばせておくと良い。
可能であれば歯磨き粉があるといいが、水が足りない状況では「濯ぎ」の水が貴重になるので少量で十分だろう。
しかし、歯磨き粉なしでは口の中に爽快感が無いので、液体マウスウォッシュ液の小型ボトルを1本忍ばせておくのはどうだろう?
リステリンやモンダミンなどの製品が有名だが、内容量50ml程度の旅行用ボトルや試供品が最適だ。
普段使いでは1回か2回で消費してしまうような量だが、災害時はハブラシの先に数滴たらす程度にして「香り」と「爽快感」のみを求める形ならば十分に持つ。
歯磨き粉と比べ、口の中に残っても問題ないマウスウォッシュ液なので濯ぎの水も少量ですむはずだ。
(むしろ、水はハブラシそのものの洗浄に割り当てたい)
また、歯磨きできない状況でもガムを噛み続けることで歯の汚れが軽減される。
多くは用意できないかもしれないが、チューイングガムなどをいれておくのもいいだろう。

[頭髪(頭皮)のケア]
これについては軽減策しかないが、水のいらないシャンプーが各社から出ている。
基本的にアルコール系の液体で髪の毛と頭皮の油をふき取る形式だが、洗髪できない環境では選択肢がほぼ無いだろう。
次に書く肌全体ケアでも似たような製品の「水のいらないせっけん」が出てくるので、ボディ・頭皮共用の製品があれば1本で済むはずだ。
また、事前対策として髪の毛に土埃などがつかないよう、外に出る時は帽子を被る・バンダナなどを頭に巻くなどすることで汚れの軽減になるはずだ。
それと櫛(くし)、またはコンパクトなブラシなども用意しておくといい。
頭皮へのマッサージも兼ねて気分的にかなり楽になる。

[肌全般のケア]
先に書いた「水のいらないシャンプー」と同じで「水のいらないせっけん」などアルコール系のふき取る形式のボディケア用品がある。
大抵は液体のみが入ったボトルなので別にタオルなどが必要となるので、一晩~数日程度の一次避難であれば10枚入りの汗拭きシートなどで十分だ。
長期の滞在であれば運用に幅の出る液体ボトルタイプが有利だろう。
また、「水のいらないシャンプー」をボディにも使うことで統合することも可能だが、いずれにしても肌へ直接塗りつけるものになるので事前に肌荒れや湿疹などのチェックをしておいたほうがいいだろう。
また、自宅に備蓄するなら赤ちゃん用のおしり拭きシート、または成人介護用の汗拭きシートが単価も安くまとめて購入しやすい。

汗や汚れを取ることが出来たら次は乾燥対策だ。
リップスティック、ハンドクリームなど色々あるが、荷物を極力少なくしたいという視点から「ニベアハンドクリーム」をお薦めしたい。
顔、手、唇など幅広く使え、とりあえずなんとかなってしまい、購入は容易だ。。
既に自分の万能クリームがある人は肌に合っているのでそちらを用意するのがいいだろう。
(荷物に余裕があるならリップスティックなど専用品を入れておくのが勿論望ましい)

[肌以外のケア]
数日ほど山にこもるようなキャンプをすると気にになるのが「爪」、意外と早く伸びてくるものだ。
避難してから1週間もするとそんな状態になるが、爪が伸びたままだと汚れが溜まってしまい不衛生になるばかりか、最悪は爪を剥がすなど傷つけてしまうことも想定される。
専用品で代替が利きにくい「爪きり」を一つ入れておくのを強く勧める。
また、似たように専用品で「耳かき」がある。
綿棒でもいいのだが、長期の避難となると使い捨ての綿棒では心細くなるので昔からある「耳かき」が有利だ。

男性はヒゲも気になると思うので、電池式のシェーバーがあるといいだろう。
単三電池1本で動く旅行用シェーバーなど剃り味はイマイチだが仕事はしてくれる。
カミソリは水が必須になるのでライフライン復旧が前提となるので二次的な装備にしておくのがいい。

また、ボディケア用の道具として「はさみ」もお薦めしておきたい。
鼻毛をカットする為の先が丸くなった小さいはさみがお薦めだ。
埃が多くなる震災時は鼻毛の伸びも格段と早く、不快感の元になってしまう。
また、髪の毛を簡単に整えたりすることにも使えるので、ボディケア用のハサミを専用に入れておくのをお薦めする。

[ケアに必要なその他の品]
・トイレットペーパー
・手ぬぐい(またはバンダナ)
・タオル
・石鹸
・ハブラシ(ボディケア用

トイレットペーパーはティッシュ代わりに使うので、芯を抜いて潰し、ジッパー付きビニール袋に入れておく。
手ぬぐいは薄くて乾燥が速いことから普段使いの手拭きなどに使う。(バンダナも薄くて乾燥が速いので同じ理由)
タオルは髪の毛を拭くなど吸水量欲しいときに使うが、乾燥が遅いので1枚か2枚あればいい。
石鹸は手を洗ったりなど洗剤全般として使うが、水が必要になるので小型の製品でよい(出張・旅行用が小さい)
ボディケア用のハブラシは、歯を磨くのではなくウェットティッシュなどでは除去できない指先の汚れなどボディブラシ的に使う。

「食」「寝」は生活の基本だが、それらを実行するための「体」が綺麗に維持されていないと精神的にも悪い。
数日ならなんとかなるが、1週間を越えてからの対策として考えておいたほうがいいいいだろう。



同じカテゴリー(災害)の記事
 バイク整備時の暖房としてのヒーター考 (2016-01-26 18:29)
 バロクックコンテナー (2013-10-17 18:07)
 [災害]AMK ヒートシート (2011-06-21 16:54)
 [災害]長期の避難に用意しておきたいもの(7) (2011-06-16 18:52)
 [災害]長期の避難に用意しておきたいもの(6) (2011-06-05 23:31)
 [災害]長期の避難に用意しておきたいもの(4) (2011-05-16 15:31)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
[災害]長期の避難に用意しておきたいもの(5)
    コメント(0)