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Ryu Shobi

2007年04月14日

おすすめのテント

このblogをはじめて数年が経過したが、2010年版の「おすすめのテント」を再選定してみた。
私の趣味が相変わらず「小さくて変なもの好き」なので若干変かもしれないが、それなりに普通の製品を選んだつもりなので、参考になればうれしい。
勿論、この選定は私の独断と偏見で行っているので選考から漏れたテントが悪いという考えは無い。
選考理由も書いてあるので、それらを見て判断して欲しい。
平地での使用も考えて基本的にアルパインテントは除外している。


■コスト重視の格安テント■
「キャンプも初めてだし、長く続けるかわかならい」「最初は安物使って、あとから自分が気に入ったのを選びなおす」など理由は様々だろうが、ともかく値段優先・でも雨漏りするようなのは…という基準で選んでみた。
除外したのは耐水圧が低い製品・フルフライシートが装備されていない製品・実売で1万円を越える製品だ。

[落選]
・キャプテンスタッグ リベロツーリングテント
  (耐水圧が低すぎる為)


今のところ2010年格安テントのお薦めはコレ。
リベロツーリングテントなど他にも1万円を切る実売価格のテントがあるが、イーグルツーリングドームのメリットは下記の4点あ。

・実売で6千円台の安価な設定
・前後に設置された両面ドア
・リッジポール採用で前室空間を確保
・フライシート1500mm、フロア3000mmの耐水圧

特筆は両面ドアによる熱気の開放、これは湿気が多く熱い夏場に必ず重宝する。
また、ダンロップツーリングテントのようにフライシート上部がリッジポールで突き出す形となるので、前室のスペースが僅かながらも広くなる。
これは雨の時や朝方などフライシート内側が結露した場合に靴や荷物が濡れにくくもなるのでメリットが大きい。
そしてフライシート1500mm/cmw、フロア3000mm/cm2の耐水圧は今までの低価格帯テントの中では抜き出たスペックとなる。
残念なのはインナーテントのサイズが210×100×120(h)cmとなっているの。
大人一人が寝るのに最大で幅を70~90cmほど必要とするので足元にヘルメットやバッグなどを置くと余裕があるとは言えない。
そのための前室でもあるので、ヘルメットはビニール袋などにくるんで前室に置き、バッグは室内などとスペースを効率よく使えばソロキャンプの荷物は十分に収納できる。
勿論、値段なりの出来具合となるので2万円や3万円のテントと全く同じ品質を求めてはいけないが、重さ以外は不満を感じない内容となっているので基本として考えればいいだろう。



インナーテントの中は多少狭くてもいいから荷物を置く広いスペースが欲しい場合にはソロトレックドーム FR-Gがお薦めだ。
実売も1万円を切っているにも関わらず、雨の日にインナーテントに腰をすえて前室で何か作業しても十分な広さを持つメリットはかなりのものだと思う。
インナーテントのサイズは200×100×110(h)cm、イーグルツーリングドームに似たサイズなので余裕があるとは言い難いものの、イーグルツーリングドームよりも断然広い前室があることと、魚座型フレームによってインナーテントの天井部分は圧迫感を感じさせないようになっているので、思ったよりも快適な構造だと思われる。
このテントの欠点は重さではなくポールをインナーテントのスリーブに通す旧来の構造を採用していることだろう。
フック式のテントに慣れてしまうと旧式なスリーブ式は時間もかかるのでアルパインテントなど採用する理由がない限り面倒と言うしかないが、値段などを考えれば妥当なレベルだろう。(慣れてしまえばいいだけだ)
このテントも耐水圧はフライシートが1500mm/cm2・ボトム3000mm/cm2と十分なスペックを保持しているので、豪雨が一晩中降り続く環境でもない限り雨漏りの心配は少ないはずだ。




■定番のテント■
程々の重量にオールラウンダーな居住性を持ったテントを集めてみた。
しっかりした製品を買いたいものの、重量・価格ともに大きな数字となってしまう居住性重視のテントや、小型・軽量に特化したテントは活用できるかどうかわからない場合には以下のテントから選んでおけば困ることはないだろう。
中庸なスペックとなるものの、毎日移動し続ける使い方から数日同じキャンプ場に滞在する使い方まで対応できるオールラウンダーとも言える。

[落選]
・モンベル クロノスドーム2型
  (前室が思ったより広くない為
・小川 ミルフォード12
  (R225より重くてインナーテントが狭い
・小川 アーディンDX-II
  (スペックは良いが値段が高すぎる

説明が不要なほど定番すぎるテントだが、2人用ではなく3人用のR325をお薦めする。
理由は、インナーテントのサイズがR325のほうが大きい(R225:210×120×110/R325:210×150×110cm)のだが、重さは210gしか増えていないことと、収納サイズも僅かな差(R225:23×41×15cm/R325:23×43×16cm)でしかないことがある。
テントの奥行きが120cmから150cmと30cm増える最大のメリットは「全ての荷物を室内に置くことも可能」という点が挙げられる。
前室も前後に備えているので「荷物は前室に置けばいいではないか」という意見もあると思うが、大雨の時や寒い季節などはインナーテントのドアを開けるのも億劫になるので、この全てを室内入れることも可能という余裕のスペックはオールラウンダーとして最高のものだろう。
もちろん、R225でも奥行き120cmというスペックなので数字上はこちらのほうが定番とも言える。
R325もR225も前後にドアを持ち、リッジポールによるフライシート上部の空間を確保した奥行き80cm程度の前室が前後にあるので場所は十分。
品質も確かなダンロップ、今まで多くの人が選んだだけのことはある製品なので、確実性を重視しながらシンプルな構造を求めるツーリング用テントなら今も昔もコレだと思う。




定番テントの2番手はホームセンターでもお馴染みなコールマンのヒット商品「コンパクトツーリングテントST」だ。
2007年にモデルチェンジして欠点でもあった夏場の暑さに対しては前後にメッシュドアを装備したことで解決している。
モンベルのクロノスドームと比べてポールが1本多いが、ロープで前室部分を引っ張って空間を確保する方式と違い、ペグダウンこそ必要となっているがポールを1本追加することでクロノスドームとは比較にならない容積の前室を確保しているのが大きな魅力だ。
通常の雨であればミニタープなどを設置すれば回避できると思うが、風に流された霧雨などの環境ではフルフライシートにガードされている広い前室のメリットを活かすことが出来る。
このテントの残念な点はインナーテントの天頂部が2本のポールを普通にクロスさせただけの構造ゆえに居住性が良いとは言えないことだろう。
カタログ上は地上高100cmとなっているが、実際には90cm程度しか有効領域が無いことも居住性の悪さにつながっている。
単に寝るだけであれば全く問題ないレベルの話だが、連泊、しかも天候は雨という場合に上記の居住性は大きく影響してくるだろう。(慣れてしまえばそれまでのレベル)
この一点さえ除けば、標準的なテントとしては価格・使い勝手共にお薦めできる内容だ。
キャンプ場で必ず見かけるテントというのは、それなりの理由がある。




■小型・軽量
本来であればアルパインテントの出番だと思うが、敢えてツーリング向けのテントでフルフライシートを持つ2ウォールテントに絞って選んで見た。
一昔前はもう少し製品が多かったのだが、2010年はかなり少ない状況だ。


[落選]
・スノーピーク ランドブリーズソロオリジナル
  (前室少ない
  (価格が高い&ラージフライだと更に高い
・モンベル クロノスドーム1型
  (前室が少なすぎる

2009年に前モデルのR-134からモデルチェンジしたダンロップの一人用テント R125、アルパインテント以外にキャンプツーリング向けの小型・軽量テントでは最もバランスがとれた製品だといえる。
他にもソロテントは幾つか出ているが、この製品の最大の魅力はモデルチェンジで装備された前後の両面ドア。
これはダンロップ ツーリングテントの2人以上のモデルに装備されていたが、前モデルのR-134では片側だけのドアに背面はドアの替わりにベンチレーションが装備されているだけの内容であった為に、夏場の熱気を逃がすには十分とは言えなかった。
それが一人用テントでも前後の両面ドアが設置されたことにより解決、インナーテントの高さも115cmというスペックなので体を起こした時の圧迫感は少ないはずだ。
R-134ではフライシートのドア部分が2本のジッパーでタープ状にできたが、R135はドア部分のセンターに1本のジッパーが装備されたオーソドックスな形式に変更されている。
R-134オーナーからはフライシートをタープ状にしても幅が少なすぎて雨の時には役に立たなかった意見が多いので、この変更はデメリットにはならないだろう。(むしろ出入する時にジッパー1本で済むことから改善とも言える)
ノースイーグル イーグルツーリングドームテントと同じように見えるかもしれないが、イーグルツーリングドームテントは重さ3.5kg、R125は重さ1.98kg、その差1.5kgは積載時に大きな差となって現れる。



昔から定番のイモムシテントである「ムーンライト1型」は小型軽量の古参だろう。
今となっては狭い室内に靴を置く程度の前室しか持たないが、2.1kgの重量に40×15cmの収納サイズは現在も十分に通じる数値だ。
このテントを「お薦め」にした理由は設営のしやすさ。
その「しやすさ」はモンベルがカタログで謳うものではなく、高さが低くコンパクトなので設営者は立ち位置を細々と変える必要性が少ないのが利点だと私は思う。
2本のポールをクロスさせるテントと比較すると「前」「後」の2箇所に集中して作業できるメリットは実施すればわかると思う。
小型化に伴う荷物設置スペースの少なさは課題として残るが、今も販売されているのはそれなりの理由があるので、その理由が自分のニーズとマッチするか検討して見るのも悪くない。




■滞在型■
一つのキャンプ場に一定期間で滞在する場合など、居住性・快適性を求める場合にお薦めのテント。
欠点としては複雑な構造を持つ製品が多いので設営・撤収に多少の時間がかかってしまうことだろう。
重量も他のテントと比較した場合に「重い」部類だと言えるので小排気量のバイクでは積載に一工夫必要かもしれない。

[落選]
・トレイルトリッパー2(重すぎる&高すぎる
・Coleman ワイドツーリング X/2(ステイシーII買ったほうが良い


これも滞在型では定番ともいえる。
「ステイシー」から「ステイシーII」になって価格・重さともに増えてしまったが、ボトム部分の耐水圧が1,500mmから10,000mmへと飛躍的にアップしている。
前室の広さも魅力的だが、両面ドアにくわえてインナーテントの側面もメッシュドアが装備されているので通気性はバツグン、真夏日の直射日光下の環境はともかくも大抵の状況で効果を認められるはずだ。
ステイシーにメリットは他にもある。
幅が210cmのテントが多い中でステイシーは220cmと10cm多く、寝ている時に足や頭が内幕に触れずに済む。
また、奥行きも150cmあるので荷物を室内に置いておくことも可能だ。
そして、室内の高さが110cm(フライシートの全高は120cm)なので体を起こした場合の余裕もある。
そのかわり、重量が4.5kgと決して軽くは無い。
前室の高さも最大で120cmなのでトレイルトリッパー2のようにローアングルチェアを置いて座るにも頭頂部の余裕が無いケースも出てくるので地べたに座るような姿勢が基本となるだろう。
タープなどを持たずにテント一つで全てを済ます場合にはステイシーIIは非常に強力なアイテムとなるが、万能ではないので見極めが必要だ。



滞在型として少々厳しいかもしれないが、紹介しておきたいのはコンパクトツーリングテント /LXだ。
推薦する最大のメリットは広すぎる室内だ。
同じ「コンパクトツーリングテント」の名前を持つSTと比較して、前室のスペースはほぼ同じと思われるものの、奥行き180cmというツーリングテントとしては飛びぬけた数値を持つ。
また、室内の高さもSTが100cm(実質90cm程度)に対してLXは110cmという数値なので、実質100cmというところだろうか。
しかも底面積が広いために2本のポールをクロスさせたインナーテント頂点部はカーブがゆるく、空間的な容量を稼ぐ結果となっているので、STのように窮屈ではないと思われる。
210×180cmの底面積に実質的な高さ100cm、これならばマットレスを置いた残りのスペースはソロテント一つ分の底面積が残っているとも言えるので机を置くもよし、ツーリングバッグなどを置くもよし、快適な室内スペースとして活用することが出来るだろう。(まさに大の字になってくつろぐ事も可能だ)
残念な点は重さが4.5kgということ。
ポールがFRPなのでこの重さになってしまったのだろうが、コールマンがジュラルミンポールなどにしてくれれば3.5kg程度にまで重さが軽減できたのであろうが、諦めるしかない。
そのかわり、値段はステイシーIIの半額程度というリーズナブルな実売状況も考えると魅力的ではある。




■その他■
以下はお薦めのジャンルに入らなかったが、気になるテントを選んで見た。
一長一短のスペックでもあるので、万人向けではないが使い方がハマれば有益なツールとして機能するはずだ。

昔ながらの三角テントをベースに両面ドアをメッシュ化し、ラージフライを組み合わせたムーンライトシリーズの3型だ。
ドームテントが流行した理由に「三角テントよりも広い空間」があるので三角テント方式のインナーを持つムーンライト3型は人気が無いのかと思ってたが、キャンプ場で姿を見ることが多くコアなファンもいるらしい。
一度だけ中に入らせてもらったことがあるが、寝ている状態から体を起こすと左右に迫る内幕が頭に触れるのは確かだ。
しかし、高さが115cmあるので体を起こし切れない訳ではなく、なんとかなってしまう。
マットをテントの中央に置くと奥行き165cmの室内は左右に50cmずつの余裕が生まれるので意外と荷物が置けるスペースがあるのに気がつく。
そして、前後のドアをメッシュ状態で開放するとインナーテントの断面そのものがドアのメッシュ面積と同じなので室内の熱気が残ることなく逃げていくのがわかるほど効率の良い換気であった。
特にフライシートの入り口を前後どちらも開けておくとトンネルの中を風が抜けるような感覚になるので、この換気性能の良さが今も愛用者が居る最大の理由だと理解した。
一見は百聞にしかず、こればかりは現物を体験して初めてわかった換気性能。
選択肢の一つとして有益な情報となり得てくれた。



小川店との2010年新製品、ダンロップテントかと見間違えるほど似ているミルフォード23テント。
このシリーズの1~2人用テントのミルフォード12には魅力を感じないのだが、ミルフォード23は一部の不満があるものの、それを踏まえても気になる部分がある。
それはインナーテントのサイズだが、幅220cmに高さ120cmというスペック。
幅220cmはステイシーIIと同じ数値、そして高さ120cmはステイシーIIよりも高い数値だ。
記事「小川キャンパル ミルフォードテント」でも書いたが、ミルフォードテントのインナー用フレームリッジポール無関係の単なる2本のポールをクロスさせただけの形状だ。
その為に天頂部はやや狭い状況となるが、それを無視してでも気になるのがドアの形状。
現行のダンロップ R325はドアの形状が⊿型なのでアルパインテントのような出入り口となっている。
室内の熱気を逃がすにはドアの面積が大きく影響するが、この点だけミルフォードテントのドア形状のほうが利点だと思える。
実際に2つのテントを比べる機会があればよいのだろうが、まだその機会に恵まれていないので画像から判断すると上記の結果になる。
重さも3kgと決して重くは無い数値のミルフォード23、フライシートはリッジポールがセットされているので前室空間もそこそこあることから選択肢としては悪くないかもしれない。
個人的には実売価格がさらに2万5千円前後まで落ちてくれれば「買い」と思っている。



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この記事へのコメント
こんにちは、はると申します。文字通りはじめてのキャンプツーリング敢行に当たって、すごく参考になりました!
Posted by はる at 2008年07月13日 02:08
はるさん
たまにしか更新しない&自分でもチェックしないお気楽ブログなので遅いコメントですみません。
家族の白い目を背に受けて無駄遣いした成果をブログ化しているのでお役に立ったのであれば嬉しいです。
私がキャンプツーリングをはじめた時はインターネットも無かったので何冊も本を買っては古本屋に売る日々でした。
キャンプでは出会った人の装備も知識として蓄えることができるので、大勢の人と出会って楽しんでください。
自分のスタイルが見つかれば更に奥深い世界が待っていると思います。
そして、気が向けばブログ化するなどして色んな人に知識を分けてあげてください。
Posted by Ryu Shobi at 2008年07月28日 18:21
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