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Ryu Shobi

2010年04月12日

ユニフレーム ネイチャーストーブ

参考価格:4600円
サイズ(使用時):130x130x160mm
サイズ(収納時):130x130x15mm
重量:320g
材質:18-8ステンレス
メーカー型番:683033

「まつぼっくりや枯れ葉などを燃料にし、新燃焼理論による風力利用で100%自然を活用したニューコンセプトバーナー」と売り文句に書かれているコンパクトなストーブ?炭火台?だ。
この製品を最初に見た人は大抵が「小さい!」と思うことだろう、確かに小さいのだ。
それゆえに製品名は単に「ネイチャーストーブ」だが、巷では「ネイチャーストーブS」と呼ばれる場合もある。
この製品は先端部が僅かに小さくなったことで発生する「煙突効果」と呼ばれるもので燃焼効率を向上させている。
燃焼物の熱によって暖められた空気が上に昇っていくが、狭くなっている上部では空気の流れが速くなるので下の空気も引っ張って全体の流速が早めになり、結果として新鮮な空気が常に下部より取り込まれる効率の良い状態を維持できる…という内容だ。
その為にネイチャーストーブの底部は前面メッシュになっており、足に相当する部分は2枚の板を組み合わせた十字状をしていることからどんな方角から吹く風もストーブの中へ送り込むことが出来る構造になっている。

その為、購入した人のほとんど(と思われるが勝手に決め付けた)が実行するであろう、まつぼっくりや小さな小枝を使用した焚き火もバケツ一杯に集めたまつぼっくりがあっという間に燃え尽きてしまう程だ。
枯れ枝を使っても似たような感じになり、一瞬だけ火力が増すものの継続性は低く安定した熱量を供給できない。
火力を維持するためには小まめに枝などの燃料を投入する必要があり、調理する気にならない。
では、このストーブで何が出来るか?と問われてお湯を沸かす以外には炭を入れて小規模に暖を取る程度しか答えられないだろう、調理に使える面積が明らかに狭すぎるのだ。
13cm×13cm×16cm(高さ)というスペックだが、丈夫は前記の通り面積が小さいので実際には10×10cm程度の面積しか使えないと思って差し支えない。
小さな肉を1~2枚焼くのが精一杯だ。
しかも、焚火台などと違って足が無いに等しく、地面に近い場所におくので芝生の上などで使おうものなら真下は黒こげになってしまう。

「このストーブ使えない製品?」

そう思う人もいるだろう、何も工夫せずに使うと確かにその通りだ。
ここで発想を変えてミニチュアな七輪として使ったらどうだろうか?
中に程ほどの大きさに砕いた木炭を入れて暖を取るのに使えば道具として認めることが出来る。
また、炭火ならば火持ちもよいので小枝のように頻繁に投入しなくとも良い。
この炭火でどの程度の暖かさかと言うと、椅子に座った状態で足元に置くと物足りない熱量だ。
これはネイチャーストーブの前で胡坐をかいて使う「地べたリアン」向けの道具と思ったほうがいい。
実際に地面に座るにはアレなので銀マットなどを小さくカットした座布団などを用意するのが現実的だ。
18-8ステンレスの薄い金属は遠赤にも似た熱を周囲に供給してくれるので意外と暖かい。
しかも、このボディサイズなので他の焚き火台やネイチャーストーブLなどと比べて僅かな炭の量で済むことから自宅から炭を持っていくような場合に非常に重宝する。
木炭を着火材的な扱いにし、オガ備長炭のような圧縮材を投入すると持続時間は飛躍的に伸びる。(この場合のオガ備長炭は予め小さくカットしておくか、現地で小さなノコギリを使ってカットする必要がある。)

総合的な熱量では一般的な焚火台に遠く及ばず「遊びアイテム」としか見てもらえないネイチャーストーブ。
だが、使い方を限定し、その内容に合わせた燃焼材を用意すると超小型炭火台に化けてくれる。
本体重量380g、そして130×130×15mmというコンパクトな収納サイズ、これは250cc以下のオフ車など積載物に制限が厳しい車種では非常に気になる数字だろう。
「焚き火は出来ないが、暖を取るには十分」そう割り切って使える人には重宝されるはずだ。

逆に、「使って見たがちょっと…」という人は相性が悪い。
また、炭火も欲しいが焚き火もしたいという人はスッパリ諦め、ネイチャーストーブよりも大きいサイズの焚き火台を購入したほうがいい。
姉妹品にネイチャーストーブLもあるが、これも地面への距離が近いので延焼対策が必須となるし、何よりも中途半端な大きさと能力なので一概にはお薦めしない。
但し、重量が1kgほどと他の焚き火台と比べて半分ほどの重さなので重量制限が厳しい場合には候補になりえる。
Lサイズであれば薪を使用した焚き火もなんとか可能だ。(少しだけ苦しい感じはするが…)


このネイチャーストーブを購入するのであれば下記の専用焼き網も一緒に購入することを強くお薦めする。
似たような小さな網は百均ショップでも売っているが、専用品だけあて色々とメリットがある。
一つは網に使用されている金属が太く、耐久性に安心感があること。
もう一つはネイチャーストーブ付属の収納ポーチに収まるサイズとなっているので、本体+網がまとめて収納可能なことだ。
ネイチャーストーブ付属の五徳はコッフェルを置くにしても不安定なので、網を使えばさらに安定する。
しかも、炭火であえば網の上で簡単な炙りも可能なので酒のツマミにも使える。
こればっかりは「専用品だけあるな」と実感できるはずだ。

参考価格:500円(税込)
サイズ:120×120mm
重量:60g
材質:18-8ステンレス
メーカー型番:683217


タグ :焚き火炭火

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