2010年04月14日
ご飯を炊く
キャンプで料理をする/しないは個人の判断だろう。
荷物が増えるのを嫌って食事は全て外食で済ませてしまう人も居る。
しかし、料理をキャンプの一つとして捉えた人は次々に道具を買い揃えていくのが普通の流れだろう。
その料理をする中で、確実に辿り着くのが「ごはんが食べたい」という欲求だ。
コンビニで売っている白米のごはん、湯煎するパックごはん、α米など方法は幾つかあるが、やはり手軽に持ち運べて日持ちもするし、尚且つ味も良いということで「精米」そのものを持ち歩く人が多いと推測する。
荷物が増えるのを嫌って食事は全て外食で済ませてしまう人も居る。
しかし、料理をキャンプの一つとして捉えた人は次々に道具を買い揃えていくのが普通の流れだろう。
その料理をする中で、確実に辿り着くのが「ごはんが食べたい」という欲求だ。
コンビニで売っている白米のごはん、湯煎するパックごはん、α米など方法は幾つかあるが、やはり手軽に持ち運べて日持ちもするし、尚且つ味も良いということで「精米」そのものを持ち歩く人が多いと推測する。
・コンビニごはん:手軽だが、日持ちと補給に難あり(価格も)
・パックごはん:手軽で日持ちも良いが、味と10分を超える湯煎時間に難あり
・α米:手軽で日持ちも良いが、食感と値段に難あり
・精米:保管は手軽だが食べるために炊く作業が必要
どれも一長一短だが、一泊程度のキャンプで夜食に「ごはん」を食べたいのであればパックごはんが最も手軽だろう。
一昔前のパックモノは防腐剤の味がきつかったが、最近のはそうでもない。
しかし、うるち米などがまざっているケースもあるので食感的には賛否両論だ。
12分程度の湯煎時間が必要となるが問題なのは時間よりも湯煎する器具、標準サイズのパックご飯が入る口径のコッフェルだとそこそこの大きさになる。
少なくとも500mlや700ml程度の小さなコッフェルでは無理とも言える。(ちなみに、ぱぱっとライスなど分割可能なパックご飯ならなば小さなコッフェルで湯煎可能だ)
■精米のメリット
ここで精製された白米の出番となる。
最大のメリットは炊き方さえ覚えてしまえば食べたい量だけを炊くことが可能という点だろう。
しかも、白米を炊ける条件が揃えばピラフや炊き込みご飯など料理のレパートリーを広げることにもなる。
α米よりも、パックご飯よりもしっかりした味と食感で食事が出来る幸せは全国どこでも通用するはずだ。
ここで無洗米を使えば研ぐ必要も無いので更に楽が出来る。
■炊飯に適した道具
大げさな道具は必要ない、弱火が使える環境とフタの付いたアルミコッフェルがあれば十分だ。
逆に適していないのは強火しか出来ないストーブとチタンコッフェルだ、火力は焦げてしまうのを防ぐ意味があるが、チタンは素材そのものが熱伝導性が低く、ストーブの炎があたっている箇所のみに熱が伝わるだけとなり米が部分的にしか温まらないという状態になる。
炊き上がったと思っても中心部は丁度良いものの、周辺部などは芯が残ったままの状態だったりするので失敗率は以上に高くなると思ったほうがいい。(実際その通りだ)
尚、慣れればアルミコッフェルに強火しか使えない液燃ストーブで美味しいご飯を炊くことができるが、これは慣れた人の場合だと思って構わない。
また、バイク向けには馴染みが薄いが、ステンレス製のコッフェルもアルミコッフェル同様に炊飯に適している。
■持ち運びについて
白米を持ち運ぶならばペットボトルを強くお薦めする。
単にタダ同然に手に入るのと便利なのは勿論だが、もう一つ理由がある。
それは2本同じペットボトルを用意し、片方に白米、もう片方に水を入れておけば白米と水が常に同じ残量となるようにするだけで計量カップ無しに適量の水を注ぐことが出来るからだ。
また、これは水を持ち込みしか出来ない場所(無料キャンプ場だが飲用に適していない水場しか無い場合)でも有効な手段となる。
500mlのペットボトルで大雑把に三合程度の量となる。(一升で1.8L、十合で一升なので、一合は0.18L=180ml)
また、一泊程度であればポカリスエットの200mlペットボトルなどもあるので専用ケースやボトルを買うよりも多くの選択肢があるので普段からチェックするとよいだろう。
■吸水時間
米を炊くときに必ず守るのが吸水時間、特に無洗米や古米などは水分が抜けきっているので20分~30分の吸水時間が欲しいところだ。
この吸水時間をケチって火を入れてしまうと米の芯まで水が浸透せず、炊きあがった御飯は芯が残った食感の悪い出来上がりになってしまう。
炊き方は人それぞれだろうが、私の場合は自己流でやっている。
1)米と水を入れて30分ほど放置
2)ストーブに火を入れ、中火で沸騰する頃まで待つ
3)沸騰する前の「グツグツ音」が聞こえてきたら弱火(可能であればトロ火)にする
4)フタの隙間から出てくる湯気の臭いを嗅いで砥ぎ汁の臭いから炊けた御飯の臭いになるまで炊き続ける
5)湯気の臭いが乾いた臭い(焦げる直前)の臭いになったら火を止める
6)10分程度蒸らす
7)食べる
上記の5)の部分が判断に困る所だが、これは経験を積む(=一度は焦がす)しかないだろう。
経験さえ積んでしまえば、半升だろうが0.5合だろうが同じように炊けるはず…と思う。
時間さえかかって良いなら上記の手順の2)から弱火にしてしまい、湯気が乾いた臭いになるまで放置という方法もある。
小さなコッフェルで1合炊きなどをする場合には、最初から弱火のほうが失敗が少ない。
尚、通常の精米で米と水が1:1といわれているが、以下のような米の場合は水を加減したほうが良い。
・新米:水はやや少な目が良く吸水時間は不要。特に脱穀・精米してから1週間以内の新米は水0.9くらいの感じで
・無洗米:水は気持ち多目にし、吸水時間はきっちり確保する。
・古米:水は1:1で良いが無洗米同様に吸水時間は確保。
・古古米:水は気持ち多目、吸水時間は確実に必要。
大自然の中で白米を炊き立ての状態で食べる幸せはキャンプの醍醐味の一つだと思う。
・パックごはん:手軽で日持ちも良いが、味と10分を超える湯煎時間に難あり
・α米:手軽で日持ちも良いが、食感と値段に難あり
・精米:保管は手軽だが食べるために炊く作業が必要
どれも一長一短だが、一泊程度のキャンプで夜食に「ごはん」を食べたいのであればパックごはんが最も手軽だろう。
一昔前のパックモノは防腐剤の味がきつかったが、最近のはそうでもない。
しかし、うるち米などがまざっているケースもあるので食感的には賛否両論だ。
12分程度の湯煎時間が必要となるが問題なのは時間よりも湯煎する器具、標準サイズのパックご飯が入る口径のコッフェルだとそこそこの大きさになる。
少なくとも500mlや700ml程度の小さなコッフェルでは無理とも言える。(ちなみに、ぱぱっとライスなど分割可能なパックご飯ならなば小さなコッフェルで湯煎可能だ)
■精米のメリット
ここで精製された白米の出番となる。
最大のメリットは炊き方さえ覚えてしまえば食べたい量だけを炊くことが可能という点だろう。
しかも、白米を炊ける条件が揃えばピラフや炊き込みご飯など料理のレパートリーを広げることにもなる。
α米よりも、パックご飯よりもしっかりした味と食感で食事が出来る幸せは全国どこでも通用するはずだ。
ここで無洗米を使えば研ぐ必要も無いので更に楽が出来る。
■炊飯に適した道具
大げさな道具は必要ない、弱火が使える環境とフタの付いたアルミコッフェルがあれば十分だ。
逆に適していないのは強火しか出来ないストーブとチタンコッフェルだ、火力は焦げてしまうのを防ぐ意味があるが、チタンは素材そのものが熱伝導性が低く、ストーブの炎があたっている箇所のみに熱が伝わるだけとなり米が部分的にしか温まらないという状態になる。
炊き上がったと思っても中心部は丁度良いものの、周辺部などは芯が残ったままの状態だったりするので失敗率は以上に高くなると思ったほうがいい。(実際その通りだ)
尚、慣れればアルミコッフェルに強火しか使えない液燃ストーブで美味しいご飯を炊くことができるが、これは慣れた人の場合だと思って構わない。
また、バイク向けには馴染みが薄いが、ステンレス製のコッフェルもアルミコッフェル同様に炊飯に適している。
■持ち運びについて
白米を持ち運ぶならばペットボトルを強くお薦めする。
単にタダ同然に手に入るのと便利なのは勿論だが、もう一つ理由がある。
それは2本同じペットボトルを用意し、片方に白米、もう片方に水を入れておけば白米と水が常に同じ残量となるようにするだけで計量カップ無しに適量の水を注ぐことが出来るからだ。
また、これは水を持ち込みしか出来ない場所(無料キャンプ場だが飲用に適していない水場しか無い場合)でも有効な手段となる。
500mlのペットボトルで大雑把に三合程度の量となる。(一升で1.8L、十合で一升なので、一合は0.18L=180ml)
また、一泊程度であればポカリスエットの200mlペットボトルなどもあるので専用ケースやボトルを買うよりも多くの選択肢があるので普段からチェックするとよいだろう。
■吸水時間
米を炊くときに必ず守るのが吸水時間、特に無洗米や古米などは水分が抜けきっているので20分~30分の吸水時間が欲しいところだ。
この吸水時間をケチって火を入れてしまうと米の芯まで水が浸透せず、炊きあがった御飯は芯が残った食感の悪い出来上がりになってしまう。
炊き方は人それぞれだろうが、私の場合は自己流でやっている。
1)米と水を入れて30分ほど放置
2)ストーブに火を入れ、中火で沸騰する頃まで待つ
3)沸騰する前の「グツグツ音」が聞こえてきたら弱火(可能であればトロ火)にする
4)フタの隙間から出てくる湯気の臭いを嗅いで砥ぎ汁の臭いから炊けた御飯の臭いになるまで炊き続ける
5)湯気の臭いが乾いた臭い(焦げる直前)の臭いになったら火を止める
6)10分程度蒸らす
7)食べる
上記の5)の部分が判断に困る所だが、これは経験を積む(=一度は焦がす)しかないだろう。
経験さえ積んでしまえば、半升だろうが0.5合だろうが同じように炊けるはず…と思う。
時間さえかかって良いなら上記の手順の2)から弱火にしてしまい、湯気が乾いた臭いになるまで放置という方法もある。
小さなコッフェルで1合炊きなどをする場合には、最初から弱火のほうが失敗が少ない。
尚、通常の精米で米と水が1:1といわれているが、以下のような米の場合は水を加減したほうが良い。
・新米:水はやや少な目が良く吸水時間は不要。特に脱穀・精米してから1週間以内の新米は水0.9くらいの感じで
・無洗米:水は気持ち多目にし、吸水時間はきっちり確保する。
・古米:水は1:1で良いが無洗米同様に吸水時間は確保。
・古古米:水は気持ち多目、吸水時間は確実に必要。
大自然の中で白米を炊き立ての状態で食べる幸せはキャンプの醍醐味の一つだと思う。
Posted by Ryu Shobi at 13:50│Comments(0)
│料理
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