2010年11月09日
OPTIMUS No.123R SVEA
100年前に設計されたストーブだが、現在に至るまで生産が続けられている非常に長寿な製品だ。
性能的には1300kcalの火力、120ccしか入らない燃料タンク、大きな鍋を置くには使い辛い五徳と最新ストーブには敵わない内容だが、その美しいボディと愛らしいスタイルで今も愛用している人が多い。
燃料はホワイトガソリンが指定となるが、赤ガス(自動車用無鉛レギュラーガソリン)を使用している人もいる。(赤ガスを使う場合はメーカー指定外燃料を使用となるので、事故・故障などが発生した場合は自己責任となってしまうので注意が必要)
流石に灯油は無理だという実験結果もあるようだが、単純な構造なので多少の無茶に耐えてしまうので赤ガスも使えているようだ。
もちろん、液燃ストーブなので点火前にはプレヒートと呼ばれる予熱作業が必要になるが、自分自身の熱でタンクを暖めて圧を維持する仕組みになっているのでポンプは不要という設計思想だ。
その為に他のストーブのようにポンピングする為の仕組みを標準では持たず(オプションに存在)、熱量が多すぎて圧が高くなりすぎた場合は燃料キャップに内蔵されている圧力弁が開いて圧を逃がす安全設計も取り込まれている。
また、燃料の煤などで燃料詰まりが発生しないようクリーニングニードルを内蔵しているのでメンテナンス性も高くなってる。
ちなみにSVEAで使ってはいけない品がある、コールマンから発売されているヒーターアタッチメントだ。
ストーブの炎で真っ赤になったアタッチメントが遠赤外線で周囲を暖めるという製品だが、ヒーターアタッチメント直下のSVEAも不必要に暖められてしまう。
そのため、タンク内の圧力が設定閾値を超えるので燃料タンクキャップに装備された安全弁が開いてしまい、吹き出たガスに引火してキャップが炎を吹く結果になる。
そのまま使用を続けた場合には圧力が異常に上昇してSVEAのタンクが破裂してしまう危険性もあるので絶対に使ってはいけない。(販売元のコールマンも他社ストーブに使われてしまうのは想定外だろう)
SVEAをメインストーブとするには多少の拘りと割りきりが必要だ。
その理由は火力調節が一応は出来るものの個体差があって全ての固体でトロ火まで扱える訳ではない。
また、音の割りに火力が低く、タンクとの一体構造なので五徳の位置が高く設定されることから大きめの鍋を置くと安定性に不安を覚える場合も有る。
それでもSVEAを使う人はタンク別体式よりもコンパクトになるとか、低火力でも音と姿が可愛いとか性能以外の別の箇所にメリットを見出している。
”KING OF STOVE”と呼ばれる製品には古いだけではない、別の魅力が潜んでいるらしい。
【参考情報】
・定価:16,275円
・参考価格:12,200円
・使用燃料:ホワイトガソリン
・重量:550g
・サイズ:径95x130mm
・タンク容量:120cc
・出力:約1300kcal
・燃焼時間:約1時間
・製品名のSVEAは”KING OF STOVE”の意でその名が示すとおり優れた機能性、デザイン、そして何よりも使う人の心を和ませる不思議な魅力を持つまさに完成された名品といえます。
流石に灯油は無理だという実験結果もあるようだが、単純な構造なので多少の無茶に耐えてしまうので赤ガスも使えているようだ。
もちろん、液燃ストーブなので点火前にはプレヒートと呼ばれる予熱作業が必要になるが、自分自身の熱でタンクを暖めて圧を維持する仕組みになっているのでポンプは不要という設計思想だ。
その為に他のストーブのようにポンピングする為の仕組みを標準では持たず(オプションに存在)、熱量が多すぎて圧が高くなりすぎた場合は燃料キャップに内蔵されている圧力弁が開いて圧を逃がす安全設計も取り込まれている。
また、燃料の煤などで燃料詰まりが発生しないようクリーニングニードルを内蔵しているのでメンテナンス性も高くなってる。
ちなみにSVEAで使ってはいけない品がある、コールマンから発売されているヒーターアタッチメントだ。
ストーブの炎で真っ赤になったアタッチメントが遠赤外線で周囲を暖めるという製品だが、ヒーターアタッチメント直下のSVEAも不必要に暖められてしまう。
そのため、タンク内の圧力が設定閾値を超えるので燃料タンクキャップに装備された安全弁が開いてしまい、吹き出たガスに引火してキャップが炎を吹く結果になる。
そのまま使用を続けた場合には圧力が異常に上昇してSVEAのタンクが破裂してしまう危険性もあるので絶対に使ってはいけない。(販売元のコールマンも他社ストーブに使われてしまうのは想定外だろう)
SVEAをメインストーブとするには多少の拘りと割りきりが必要だ。
その理由は火力調節が一応は出来るものの個体差があって全ての固体でトロ火まで扱える訳ではない。
また、音の割りに火力が低く、タンクとの一体構造なので五徳の位置が高く設定されることから大きめの鍋を置くと安定性に不安を覚える場合も有る。
それでもSVEAを使う人はタンク別体式よりもコンパクトになるとか、低火力でも音と姿が可愛いとか性能以外の別の箇所にメリットを見出している。
”KING OF STOVE”と呼ばれる製品には古いだけではない、別の魅力が潜んでいるらしい。
【参考情報】
・定価:16,275円
・参考価格:12,200円
・使用燃料:ホワイトガソリン
・重量:550g
・サイズ:径95x130mm
・タンク容量:120cc
・出力:約1300kcal
・燃焼時間:約1時間
・製品名のSVEAは”KING OF STOVE”の意でその名が示すとおり優れた機能性、デザイン、そして何よりも使う人の心を和ませる不思議な魅力を持つまさに完成された名品といえます。
Posted by Ryu Shobi at 21:40│Comments(0)
│ストーブ
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