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Ryu Shobi

2012年07月05日

TerraLux TLE-5EX ミニスター2 エクストリーム

TerraLux TLE-5EX ミニスター2 エクストリーム
日進月歩のLED業界だが、そんな中で取り残された感の強いミニマグライトAA。
いや、完全に取り残されて忘れ去られようとしている製品だろう、ノーマルのままなら。
そんなミニマグ2AAの暗さを改善しようとフィラメント球をLEDにする幾つかの製品が出ては消えたが、強力な製品が出てきている。
それはTerraLux TLE-5EX ミニスター2 エクストリームだ。
謳い文句は「140ルーメン」、ノーマルのミニマグライト2AAが15ルーメン程度なので数字だけなら約9倍という強烈な明るさだ。
そのかわり、過去のLED交換キットによくある「バッテリーの持ちは*倍」というアピールポイントは無い。
パッケージに表記されているランタイムは「4時間」だ、つまりフィラメント球の時と変わりない電池の持ち時間ということになる。
実際には140ルーメンのスペックを常時発揮するのは放熱や単三電池2本だけという電力的な理由で難しいと思われるが、それでもLEDチップのスペック上限が140ルーメンというのは心強く思う要因になる。

TerraLux TLE-5EX ミニスター2 エクストリーム
TLE-5EXは他のLEDキットと同じく、電流・電圧調整の基板にLEDが搭載されたモジュールに専用のリフレクタの構成だ。
LEDが載った基板は厚みがかなりあり、リフレクタも基板の厚みにあわせて浅いタイプとなっている。(ピール加工はされていない)
交換の手順もノーマルのフィラメント球を外してLEDモジュールを装着し、ヘッド部分も分解してリフレクタを交換するだけだ。
光量は140ルーメンというには物足りない気もするが、リフレクタの面積なども考えると十分な光量だ。
焦点調整は思ったより幅があり、中心に強烈な光を集めることも、周囲に光を散らすことも可能。
ただし、思ったより光に斑があってダークスポットがリング状に存在する。

TerraLux TLE-5EX ミニスター2 エクストリーム
謳い文句の140ルーメンと4時間のランタイム、どの程度か連続点灯試験と他のライトの比較も行って見た。
まず連続点灯時間だが、「4時間」というのはアルカリ乾電池の場合と思われる。
私の場合はエネループをメインバッテリーにしているので、試験にはエネループ(2年使用している旧タイプ、1900mA/hモデル)を満充電させてから点灯させ続けてみた。
結果からすると2時間経過するあたりまではかなり明るいと感じるが、2時間半あたりでは明るさに陰りを感じ、3時間でははっきり「暗い」と感じるレベルまで明るさが落ちていた。
この3時間目の明るさがM-1 Type:6とほぼ同じ程度の明るさまで落ちていたので、明るさ的にはまだ使えるレベルだ。(NiMHであるエネループの特性上、ここから急激に電圧が落ちて使えなくなると想定されたので連続点灯試験はここで終了)
尚、点灯30分後にヘッド部分にほのかな熱を感じ、1時間後には「ぬる燗」程度の熱をヘッドおよびヘッドに近いボディに感じた。
2時間後にはボディ全体がわずかに熱を帯びていると感じたので、熱量はかなりのものもだと思う。

■TLE-5EX vs DC-105F
他のライトとの比較では真っ先に比較したのが160ルーメンを謳い文句にしているCree XLamp XP-E LED搭載モデルのGENTOS DC-105Fだ。
DC-105Fもヘッド部分を回転させてフォーカスコントロールが出来るミニマグ的な使い方が可能な数少ないモデル。
しかも電源は単三電池2本(メーカーとしてもエネループに正式対応を表明している)を使用するので条件的にはミニマグと同じ。

TerraLux TLE-5EX ミニスター2 エクストリーム
【左:TLE-5EX/右:DC-105F(100%)】

画像上での明るさはDC-105Fだが、中心に光が集まっているTLE-5EXも肉眼で見た範囲では同等の明るさだった。
また、画像は無いが野外で遠方の照射比較をした限りでは照射範囲は狭いがTLE-5EXが遠くを照らせている。

■TLE-5EX vs その他
明るさ的には確実にTLE-5EXより暗いのだが、どの程度「暗い」のか比較する意味で並べて見た。
いずれも同じシャッター速度・絞り・ISO感度で撮影したので差は少ないと思うが、集光・散光のモードがあっても全て「集光」した状態で比較した。
また、TLE-5EXをエネループ電池で3時間連続点灯した結果も比較に加えた。

TerraLux TLE-5EX ミニスター2 エクストリーム

比較した結果では、DC-105Fが断トツで明るく見える。
次いで明るいのが以外にもヤフーオークションで入手したバイピンモジュールのLEDキットだ。
これはノーマルリフレクタのままLED化できて集光調節もノーマルと同じ感覚で出来るというものだ。
次いで明るいと思えるのがノーマルの電球(フィラメント球)の集光状態だが、バイピンモジュールもノーマルの電球も集光させた中心は明るいが、周辺光は無しと言っても過言ではないので周囲はほとんど見えない。
M-1 Type:6は画像上は薄暗く見えてしまうが、肉眼で見た場合は周辺光もほどほどあるので照射物の認識は良いといえる。
また、3時間連続点灯させたTLE-5EXとM-1 Type:6は肉眼ではほぼ同等、中心光が弱いように見えるTLE-5EXの3時間連続点灯後も意外に使えるので驚いた。

画像には写っていないが周辺光まで含めた扱いやすさで比較すると以下のような順序になる。

TLE-5EX > DC-105F > M-1 Type:6 > ヤフオクLEDモジュール > ノーマル電球

■電池の持ちについて
長時間の点灯を考えた場合は評価が大きく異なる。

DC-105F > ヤフオクLEDモジュール > M-1 Type:6 >>[超えられない壁]>> TLE-5EX/ノーマル電球

これはDC-105Fには明るさをコントロールする機能があり、100%点灯時には約7時間、10%点灯時には約70時間という長いランタイムが可能という点が大きい。
実際にエネループで連続店頭させたところ、100%時には5時間ほどで明るさが落ちたと感じたが、30%時の明るさでも集光させるとヤフオクLEDモジュール程度の明るさが出せてしまうので実質的なランタイムは30〜40時間という感じだ。
M-1 Type:6もエネループによる連続点灯で12時間は実用的な明るさ(充電直後のエネループを使った明るさからは減光しているが、ハンドライトとしては暗闇で1m程度先を照らすのに十分に使えるという意味)を保持し、16時間頃に点灯しなくなったのでランタイムとしては十分だろう。
ヤフオクLEDモジュールは意外と高評価な判断になったが、これも16時間は実用的な明るさを保持し、20時間頃に"ぼんやり"光る状態になったのでランタイムとしては良い結果だった。
その結果、ハンドライトとして長時間の点灯をさせるには4時間程度のランタイムであるTLE-5EXとノーマル電球は現在のLEDライトと比較すると越えられない壁があると思う。

但し、短時間のみ光を発することが使命とも言えるフラッシュライト的な使い方であれば TLE-5EXとDC-105Fのみに絞られる。
暗闇の中で遠方の対象物を一瞬だけ確認したいなど、使い方としては色々考えられるだろう。
キャンプでは実際にヘッドランプをメインにして手元を照らすのと、場内を移動するだけであれば5分や10分程度なのでTLE-5EXで十分だ。
TLE-5EXは在庫が潤沢とは言えない状況のようなので、気になる人は見つけたら入手しておくのが良いだろう。



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