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Ryu Shobi

2010年05月26日

タープのススメ

現地に到着したら雨、そんな場合に役立つのがタープ。
勿論、「雨の場合はキャンプしない」という人には無用の長物となるかもしれない。
タープは雨の日だけではなく、晴れた日でも強烈な太陽の光から逃げる場所としても使える。
夕方、日の光が弱くなってからキャンプ場へ到着し、朝日が昇ると共に出発するスタイルであればタープの必要性を強く感じないと思うが、軽量クラスのミニタープを一つ持つだけで雨天時の対応力が劇的に上がる。
「タープが気になる…でも持ってない」という人向けに文章を書いてみた。
◆タープの種類
タープにも幾つかの種類があり、まずは形状から以下の分類にわけられる。

◇レクタ型
四角い形のタープを示す。
長方形・正方形問わず、四角ならレクタ型としている。
オーソドックスな形状だが、ポールが2本以上必要となるケースが多いことや、丁寧に設営したつもりでも四角面の中央部分にテンションがかかりにくいので風が強いとバタつきが出る・雨水が溜まるなど不満な点がある。
不満な点は多いが、少ない面積で多くのカバーが可能な点などの理由でミニタープ系に多く見受けられる。
荷物は少なくしたいが、テントの前室が狭いので簡単な雨・日差し避けとして使うならばコンパクトなレクタ型にしておくのが良いだろう。

◇ウイング型
基本的に正方形のタープの対角となる2点にポールを配置し、残る2角を張り綱で引っ張る形で設営されるタープ。
実際には張り綱で引っ張る部分が延長され、設営後の姿が翼のように見えるのでウイング型と呼ばれる。
レクタ型のように弛みが発生しにくく水もたまりにくいが、雨にしても日光にしても遮る部分が尖がった三角形となるので使いやすいとは言えず、ヘキサ型に主流が移りつつある。

◇ヘキサ型
ウイング型の張り綱で引っ張る部分が両側に2箇所あり、ポール部分と合わせて6箇所の角を持つのでヘキサ型と呼ばれる。
風に強いのでバタつきも無く、タープ面が日差し避け・雨避けの効果も高いので現在の主流とも言えるスタイル。
ポール2本に張り綱4本の構成が基本となるので設営時に多少の手間は増えるが、雨・日差し避けとしての効率が良いので様々なサイズが出ている。
中にはポールを1本だけ使い、対となる側は張り綱と地面への直接ペグダウンにしてテントを設置し、大きなフライシートとして使う人もいる。
本格的にタープを活用するならヘキサ型にするのが良いだろう。

◇その他
スノーピーク「ペンタ」のように五角形という変則形状も存在する。

■どんなサイズがよいか

ミニタープなど積載時に省スペースとなる製品はあるが、実際に使って見ると面積が少なすぎてガッカリすることがある。
日差し避けに使う場合は日陰になる領域が狭すぎて、太陽の動きにあわせて人間も少しずつ移動しなければならないなど落ち着かない結果になる。
雨避けの場合は面積が少ないと弱い風に風に流された雨粒がタープ真下の中央まで吹き込んでしまい、結果的にタープ下の道具や人間が濡れてしまいタープの意味がなくなってしまう。
せめて中央部は濡れない程度の面積が欲しいが、レクタ型であれば2mx2mは欲しいところだ。
それよりも小さい面積のタープは夜露避けか、逆V字型に設営するなどして吹き込みに対する処置を行うしかない。
レクタ型のタープを文句なしに使おうとするなら2m×3mほどの面積がないと辛いだろう。
ヘキサ型はポールの積載に関する問題があるが、設営時にポール間が5m、張り綱で引っ張る横側が3mほどの幅を持つ製品ならば大丈夫だろう。
これよりサイズを小さくする場合は何かしらの工夫・我慢が必要となるので、自分のスタイルや用途と照らし合わせて判断するしかない。
サイズが小さい場合どのようなデメリットがあるかと言えば、日差し避けの場合は日陰となる面積が小さいので、太陽の動きにあわせて荷物も人間も頻繁に移動しなければならない。
雨の場合は太陽のように動くことは無いが、ちょっとした風でも雨粒が内部に降り注ぐのでタープの意味をなさないことがある。
特に霧雨の場合はタープ下の空間を水滴が真横に移動してくれたりもするので、この場合はタープの使用を諦めるしかなく、テントに引きこもるだけだ。
霧雨、濃い霧だけは対処無しと割り切ろう。

■ポールや張り綱(細引き)について

ポールはバイクという積載制限がある関係で大掛かりなものは積めない。
ヘキサタープで程々の大きさがあるものであれば2mくらすのポールが欲しいが、ミニタープであれば110cmや130cm程度で十分だ。
張り綱に関しては、3mm径から5mm径の張り綱があれば十分だろう。
基本として3mm径、ヘキサ型の大きめのタープであれば5mm径以上の太さが安心だ。
レクタ型のミニタープであれば2mm径の張り綱でも十分だが、自在金具が入手し辛いので自在結びを常に使うかモンベルなどから出ている2mm径張り綱に対応した自在金具をなんとか手に入れるしかない。
3mm径が下限の自在金具で2mm径張り綱を使うと金具が綱のすべりを止められず、自在ではない金具になってしまうので注意が必要だ。
ペグについてもタープの面積が大きければ大きいほど、風が発生した場合の引っ張り度が増すので長く・地面に食い込むしっかりしたペグがあると良いだろう。

■遮光性について

タープの場合は一定の厚み(またはコーティング)が無いと日差し避けの場合に物足りなくなる。
装備は軽く・省スペースであれば良いと誰しも思うが、20Dなどの薄い素材を使用したタープではUVカット加工がされていようが光が透けてしまうと暑いと感じてしまうので、雨対策よりも日差し避け対策の比率が大きい場合は多少重たくなっても一定の厚みがあるタープを選ぶべきだろう。
こればかりは布地である以上、質量で遮光するしかないので一発逆転的な製品が少ないのが現状だ。
75D前後の、テントのフライシートに使用される生地が目安だと思われる。

■お薦めは?

具体的な製品名は別トピックスで紹介するが、質素且つ手軽に利用するのであればレクタ型のミニタープで十分だ。
激しい雨や風に吹かれて雨粒が斜めに振り込んでくる場合には使えない(使えるが快適さが著しく落ちる)が、缶ビール1本分の質量・重さ程度になるので常に荷物に潜りこませることが出来る。
前室スペースがほとんど無いソロテントを使用している場合、雨天時のテントの出入や調理時に

小さな椅子も用意し、日差し避けと雨避けの両方を快適に過ごし、多少の風にもバタつかずに安定して設営しておきたいのであれあればヘキサタープしかないだろう。
しかし、ヘキサタープは設営時に手間がかかることと、積載時にそこそこのスペースを必要とするので常に持ち歩くという訳にはいかないと思われる。
シーンを選び、必要と思われる場合(自然が相手なので、この判断が難しいが)に持っていく「奥の手」的に購入しておくのもいいだろう。


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