2010年03月08日
便利ツール「つめかえ君」

一部の人には定番中の定番、「つめかえ君」。
キャンプ用ガス缶に安価なカセットコンロ用ガスを移してくれる便利な道具だ。
販売元のアルバではキャンプ用ガス缶←→カセットガスに限らず様々な組み合わせの商品を用意しているが、一般的な品と思われるのはカセットガスボンベ→キャンプ用ガス缶(T型)のタイプだろう。
これを使えば空になったキャンプ用ガス缶にカセットコンロ用ガスを詰め込むことが可能なので入手価格の安いガスを繰り返し充填して使うことが可能になる。
もう一つのメリットに途中まで使ったガス缶への補充も可能なのがあり、出発前に作業しておけば常に満タンの状態でガス缶をキャンプへ持っていける。
ここまで都合の良いことばかり書いたが、それなりにマイナス点もある。
キャンプ用ガスとカセットコンロ用ガスは封入されているガスの成分が異なるので、カセットボンベの成分が合わない場合は機器本来の性能を発揮できるかわからない。
特に外気温が10度を下回った場合はガスが気化しにくくなって火力が落ちてしまうこともある。
また、ストーブなどの機器メーカーやキャンプ用ガス缶を販売しているメーカーではガスの詰め替えを前提としない内容で製品保証を行っているので、事故や怪我などトラブルが発生した場合に使用者側の責任を追及される結果になるだろう。(いわゆる自己責任にてという状況)
単に「安いから」という理由で飛びつくのは個人の自由だと思うが、「無茶しやがって…」という事態にならぬよう扱いに関しては気を使う必要があるだろう。
ソロキャンプで使うガス製品は大抵がキャンプ用T型ボンベを燃料としている。
単に[カセットコンロ用ボンベ]→[キャンプ用T型ボンベ]であれば「詰め替えタイプ」の「Nタイプ」一つで十分だ。
また、時間が無いなどの理由で充填そのものが面倒になることも考えられる場合は変換ジョイント類の「Nジョイント」をNタイプの詰め替えに組み合わせるとT型用ランタンやストーブをカセットボンベへ直接装着して使用することが可能になる。
Nジョイントだけでは締め付けが加減できずに機器を痛めてしますケースもあるらしく、Nストッパーなる品も用意されているが、つめかえくん Nタイプ(\2,500)+Nジョイント(\600)+Nストッパー(\1,100)で\4,200.-という結構な金額になってしまう。
アルバではその3点をセットにしたNセットを\3,700.-で提供してくれているので長い期間のキャンプなどを計画してる人で「つめかえ君」を購入する予定があるならNセットにしたほうが良いだろう。(私が購入した時はNセットがなかったのでNジョイントとの組み合わせで購入し、あとからNストッパーを購入した苦い経験が…送料などでかなりの金額になってしまった)
最初からT型専用器具をカセットコンロのガスで使用するなら「TKスタンド」「TKアダプタ」を用意するのが簡単だろう。
「TKスタンド」はカセットボンベを横向きに設置するタイプ、「TKアダプタ」はカセットボンベを縦向きに設置してT字型キャンプ器具を使用することになる。
「TKアダプタ」と「Nタイプつめかえくん+Nジョイント」は機能的には同じだが、Nジョイントを使う場合はカセットボンベとT字型器具の距離が長くなってしまうので安定性に欠けるデメリットもある。(そのかわりカセットガスボンベ→T型ボンベへのガス充填機能を有しているが)
また、T型ガスボンベからT型ガスボンベへのガス充填を行いたい場合は「NNタイプ」を使うことで実現可能だが、価格が5,500円と安くは無い。
多少の時間は必要だが空いたカセットボンベを使ってT型ボンベ→カセットボンベ→T型ボンベという内容でバケツリレーすればガスを移するこが出来るから十分だろう。
NNタイプを使うメリットは、500サイズのボンベで購入して110ボンベに小分けする場合などに初期購入単価を低く抑えられることにあるので、カセットガスに限らずメリットがある。
普段はガソリンストーブを使うが、予備としてガス缶+小型ストーブも持っていく場合に役立つ。
■実際の詰め替えについて
充填される側(空ボンベ)は冷えてれば冷えてるほど都合が良い、逆に送り込む側は適度に暖かいほうがいい。
自宅で詰め替え作業をする場合は氷水や冷凍庫で凍らせるタイプの保冷剤などを用意し、冷えたカセットボンベを暖めるための「ぬるま湯(40度以下の人肌程度の温度で十分、それ以上は逆に危険)」もあれば完璧だ。
それぞれを軽く暖める/おもいっきり冷やすという事前作業で詰め替えに要する時間は110タイプなら3分程度、250タイプでも6分かからずに終わると思う。
また、実際にキャンプ中に実施するのであれば充填される側も送り込む側も常温のままで20分ほど放置すれば250(220?)程度のカセットボンベを250缶に充填することが可能だろう。(但し、気温が15度以上の場合、気温が一桁台はカセットボンベを軽く暖める必要があるし、逆に真夏の30度越えの気温であれば充填される側を冷やす必要があるかもしれない)
ガソリン・ケロシンなどを使う液燃ストーブに移行してもサブ(予備)のストーブとして、またはプレヒート不要の上に比較的クリーンなガスということで重宝されるガスストーブ。(おそらく液燃ストーブよりガスストーブの比率が圧倒的に高いのが現状だろうか)
あの残りかけのガス缶を多数抱えなくてもいい状況に改善してくれる「つめかえ君」は今の私に無くてはならない必須アイテムだ。
最後に、T型ガス缶を使いまわししていくと錆びてくることがある。
メーカーではガス缶の使い回しを考慮せずに品質検査しているので、ガス缶に錆が出てきたら迷わず交換することをお薦めしておく。
ガスが漏れるだけなら臭いだけで済むが、引火した場合には洒落にならない大惨事を引き起こす可能性が十分あるので「つめかえ君」で浮いた経費を惜しまず新たに詰め替え用のガス缶を購入してほしい。
ここまで都合の良いことばかり書いたが、それなりにマイナス点もある。
キャンプ用ガスとカセットコンロ用ガスは封入されているガスの成分が異なるので、カセットボンベの成分が合わない場合は機器本来の性能を発揮できるかわからない。
特に外気温が10度を下回った場合はガスが気化しにくくなって火力が落ちてしまうこともある。
また、ストーブなどの機器メーカーやキャンプ用ガス缶を販売しているメーカーではガスの詰め替えを前提としない内容で製品保証を行っているので、事故や怪我などトラブルが発生した場合に使用者側の責任を追及される結果になるだろう。(いわゆる自己責任にてという状況)
単に「安いから」という理由で飛びつくのは個人の自由だと思うが、「無茶しやがって…」という事態にならぬよう扱いに関しては気を使う必要があるだろう。
ソロキャンプで使うガス製品は大抵がキャンプ用T型ボンベを燃料としている。
単に[カセットコンロ用ボンベ]→[キャンプ用T型ボンベ]であれば「詰め替えタイプ」の「Nタイプ」一つで十分だ。
また、時間が無いなどの理由で充填そのものが面倒になることも考えられる場合は変換ジョイント類の「Nジョイント」をNタイプの詰め替えに組み合わせるとT型用ランタンやストーブをカセットボンベへ直接装着して使用することが可能になる。
Nジョイントだけでは締め付けが加減できずに機器を痛めてしますケースもあるらしく、Nストッパーなる品も用意されているが、つめかえくん Nタイプ(\2,500)+Nジョイント(\600)+Nストッパー(\1,100)で\4,200.-という結構な金額になってしまう。
アルバではその3点をセットにしたNセットを\3,700.-で提供してくれているので長い期間のキャンプなどを計画してる人で「つめかえ君」を購入する予定があるならNセットにしたほうが良いだろう。(私が購入した時はNセットがなかったのでNジョイントとの組み合わせで購入し、あとからNストッパーを購入した苦い経験が…送料などでかなりの金額になってしまった)
最初からT型専用器具をカセットコンロのガスで使用するなら「TKスタンド」「TKアダプタ」を用意するのが簡単だろう。
「TKスタンド」はカセットボンベを横向きに設置するタイプ、「TKアダプタ」はカセットボンベを縦向きに設置してT字型キャンプ器具を使用することになる。
「TKアダプタ」と「Nタイプつめかえくん+Nジョイント」は機能的には同じだが、Nジョイントを使う場合はカセットボンベとT字型器具の距離が長くなってしまうので安定性に欠けるデメリットもある。(そのかわりカセットガスボンベ→T型ボンベへのガス充填機能を有しているが)
また、T型ガスボンベからT型ガスボンベへのガス充填を行いたい場合は「NNタイプ」を使うことで実現可能だが、価格が5,500円と安くは無い。
多少の時間は必要だが空いたカセットボンベを使ってT型ボンベ→カセットボンベ→T型ボンベという内容でバケツリレーすればガスを移するこが出来るから十分だろう。
NNタイプを使うメリットは、500サイズのボンベで購入して110ボンベに小分けする場合などに初期購入単価を低く抑えられることにあるので、カセットガスに限らずメリットがある。
普段はガソリンストーブを使うが、予備としてガス缶+小型ストーブも持っていく場合に役立つ。
■実際の詰め替えについて
充填される側(空ボンベ)は冷えてれば冷えてるほど都合が良い、逆に送り込む側は適度に暖かいほうがいい。
自宅で詰め替え作業をする場合は氷水や冷凍庫で凍らせるタイプの保冷剤などを用意し、冷えたカセットボンベを暖めるための「ぬるま湯(40度以下の人肌程度の温度で十分、それ以上は逆に危険)」もあれば完璧だ。
それぞれを軽く暖める/おもいっきり冷やすという事前作業で詰め替えに要する時間は110タイプなら3分程度、250タイプでも6分かからずに終わると思う。
また、実際にキャンプ中に実施するのであれば充填される側も送り込む側も常温のままで20分ほど放置すれば250(220?)程度のカセットボンベを250缶に充填することが可能だろう。(但し、気温が15度以上の場合、気温が一桁台はカセットボンベを軽く暖める必要があるし、逆に真夏の30度越えの気温であれば充填される側を冷やす必要があるかもしれない)
ガソリン・ケロシンなどを使う液燃ストーブに移行してもサブ(予備)のストーブとして、またはプレヒート不要の上に比較的クリーンなガスということで重宝されるガスストーブ。(おそらく液燃ストーブよりガスストーブの比率が圧倒的に高いのが現状だろうか)
あの残りかけのガス缶を多数抱えなくてもいい状況に改善してくれる「つめかえ君」は今の私に無くてはならない必須アイテムだ。
最後に、T型ガス缶を使いまわししていくと錆びてくることがある。
メーカーではガス缶の使い回しを考慮せずに品質検査しているので、ガス缶に錆が出てきたら迷わず交換することをお薦めしておく。
ガスが漏れるだけなら臭いだけで済むが、引火した場合には洒落にならない大惨事を引き起こす可能性が十分あるので「つめかえ君」で浮いた経費を惜しまず新たに詰め替え用のガス缶を購入してほしい。
Posted by Ryu Shobi at 13:51│Comments(0)
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